「ふわふわのチンチラをお迎えしたいけど、自分に最後まで飼えるか不安…」
愛らしい見た目とは裏腹に、チンチラの飼育にはシビアな環境管理と長期的な覚悟が求められます。
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【結論】チンチラは飼いやすい?
ハムスターやデグーなどの身近な小動物と比較すると、チンチラの飼育難易度は決して低くありません(中〜上級者向け)。
- ● 年中無休の厳密な温度・湿度管理(大幅な電気代アップ)
- ● 10年〜15年の長い寿命に対する継続的なコスト
- ● 専門医が少なく、万が一の病気時の医療費が高額
最終更新日:2026年8月10日
記事の読了時間:約12分
- ● 比較表で分かる飼いやすさの違い:ハムスターやデグーとの具体的な違い
- ● 年間コストのリアル:電気代や医療費など、実際にかかるお金
- ● 飼育経験者が語る7つの注意点:経験者だからわかる本当の大変さ
- ● お迎え前の確認ポイント:あなたがチンチラ飼育に向いているかの判断基準
【お急ぎの方へ!お迎え前に揃えておきたい必須アイテム5選】
| アイテム名 | 用途 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| アルミ製ひんやりボード | 熱中症対策 | 電気不要でケージに置くだけ | 夏のエアコン故障リスクに備えたい方 |
| 舞い上がりにくい専用砂 | 衛生・皮膚管理 | パウダー状でも部屋に散らばりにくい | 毎日の掃除の手間を減らしたい方 |
| イージーホーム 80 ハイ | 運動・居住空間 | 上下運動が可能な十分な高さと耐久性 | 安全にケージ内で運動させたい方 |
| ポータブル電源 | 災害時の命綱 | 停電時でも冷風機等を稼働可能 | 万が一の災害からチンチラを守りたい方 |
| OXBOW チンチラフード | 主食・歯のケア | 獣医師推奨で不正咬合を予防する硬さ | 健康寿命を延ばし医療費を抑えたい方 |
チンチラの飼育は難しい?ハムスターやデグーとの決定的な違い
【現実】チンチラにかかるお金と寿命のリアル
・初期費用: 50,000円以上(ケージ・用品一式)
・月間維持費: 10,000円〜15,000円以上(電気代・砂代・食費)
・飼育期間: 10年〜15年(最長20年)
※ハムスターの「初期1万円・月2千円・寿命2年」とは別次元の覚悟が必要です。
まずは、チンチラ、ハムスター、デグーの飼育に必要な費用と難易度を一覧表で比較してみましょう。初期費用はもちろん、毎月の維持費や寿命まで総合的に考えると、チンチラは他の小動物よりも圧倒的にお金がかかることが見えてきます。
特に一人暮らしでの飼育を検討している方は、勢いでお迎えする前に、これらのリアルな負担額をしっかりと把握しておくべきでしょう。
※データは一般的な飼育環境を想定した目安です
ハムスターとチンチラの最大の違いは「温度管理」と「寿命」
チンチラとハムスターでは、必要になる初期費用も毎月の生活費も、そしてお世話の手間も全く異なります。ハムスターの初期費用は約1万円〜1.5万円ほど。ケージも小さめで済むため、賃貸アパートや一人暮らしの部屋でも比較的スムーズに飼育を始められます。
一方、チンチラは初期費用だけで3万円〜5万円程度が必要になり、さらに大型ケージ(幅60cm×奥行45cm×高さ68cm以上)を設置するスペースも確保しなければなりません。
特に大きなハードルとなるのが、温度管理のシビアさです。ハムスターは極端に暑い・寒い季節を除けば、エアコンの常時稼働は必須ではありません。しかしチンチラの場合、室温15~24℃、湿度30~40%という環境を年中キープする必要があり、春や秋の少し気温が上がる日でも冷房が必要になります。
寿命の長さも忘れてはいけないポイント。ハムスターの平均寿命が2~3年程度なのに対し、チンチラは10~15年、長寿な子であれば20年近く生きることもあります。長く一緒に過ごせるのは素晴らしいことですが、それは10年以上にわたってきちんとお世話をする責任を伴うのです。
✓ ハムスターとチンチラの比較まとめ
- ● 初期費用:ハムスター1~1.5万円 vs チンチラ3~5万円
- ● 月間コスト:ハムスター約2,000円 vs チンチラ5,000~1.5万円
- ● 寿命:ハムスター2~3年 vs チンチラ10~15年
- ● 温度管理:ハムスターは季節ごと vs チンチラは年中無休
- ● 飼育難易度:ハムスターは初心者向け vs チンチラは中~上級者向け
「チンチラの厳格な温度管理は自分には厳しそう…」と感じた方は、ハムスターの飼育を検討してみてはいかがでしょうか。ハムスターならではの冬の温度管理(疑似冬眠対策)と手軽さについて詳しく解説しています。
よく似たデグーとの比較。初心者でも飼いやすいのは?
同じ南米アンデス山脈を原産とするデグーとチンチラは、よく似た特徴を持つ動物。しかし、飼育の難易度という点では、デグーの方が比較的ハードルが低いとされています。
その理由は温度管理の許容範囲の広さにあります。デグーの適温は20~26℃、湿度40~60%と、チンチラよりも少し高めの温度や湿度に対応可能です。日本の一般的な生活空間に近い条件なので、エアコンの調整がやや楽になるでしょう。
体の大きさや寿命にも違いがあります。デグーの平均寿命は5~8年ですが、チンチラは10~15年とさらに長生き。また、デグーは体重200~300gほどですが、チンチラは体重400~700gとひと回り大きくなります。
そのため、チンチラにはより大きなケージが必要になり、ジャンプ力も高いため「部屋んぽ(お部屋でのお散歩)」の際の安全対策も念入りに行う必要があります。
病院探しについては、どちらもエキゾチックアニマル専門の病院を探さなければなりませんが、デグーの方がまだ診てもらえる病院が多い傾向にあります。診療費も普通の犬猫と比べて高額になりがちで、1回の診察で数千円〜1万円ほどかかることも珍しくありません。
📊 デグーとチンチラの飼育比較
| 比較項目 | デグー | チンチラ |
|---|---|---|
| 体長・体重 | 12~20cm / 200~300g | 25~35cm / 400~700g |
| 寿命 | 5~8年(最長10年) | 10~15年(最長20年) |
| 適温・湿度 | 20~26℃ / 40~60% | 15~24℃ / 30~40% |
| 月間飼育費 | 約3,000~6,000円 | 約5,000~15,000円 |
| 推奨ケージ | 幅60cm×高さ60cm程度 | 幅80cm×高さ100cm程度 |
デグーとチンチラの飼育難易度を比較する際、デグー特有の飼育課題を詳しく理解しておくことで、より適切な判断ができます。温度管理や食事制限など、実践的な飼育のコツが学べます。
他の小動物の飼育経験があってもチンチラは大変?
過去にハムスターなどを飼育した経験がある方でも、チンチラをお迎えしてから「想像以上に手がかかる…!」と驚くことは少なくありません。その筆頭として挙げられるのが「エアコンを止められない」という事実です。
温度管理の大切さは理解していても、チンチラの場合は「冬でも暖房で暑くなりすぎたら冷房を入れる」「春先のジメジメした日は除湿機を回す」など、気候に合わせたこまめな調整が求められます。
実際に、「夏場の電気代が月15,000円を超えた」「停電が怖くてポータブル電源を買った」「気軽に旅行に行けなくなった」といった苦労話をよく耳にします。特に夏場は、エアコンの故障や停電が命に直結するため、予備の冷却グッズを常備しておくなどの慎重さが必要になるでしょう。
砂浴びのあとの掃除も、予想以上に手がかかるポイント。チンチラのフン自体は乾燥しておりほぼ無臭と言われていますが、毎日のように飛び散る細かい砂の拭き掃除や、尿の臭い対策は欠かせません。
夜行性であることも飼い主の負担になりがちです。夜中にケージ内を飛び回ったり、回し車を勢いよく回したりするため、寝室と同じ部屋で飼うと飼い主さんが寝不足に陥ってしまうことも。ワンルームなどの間取りでは、睡眠のリズムが大きく崩れてしまうかもしれません。
⚠️ 飼育経験者が後悔したポイント
- ● 電気代が想定の2~3倍:夏場は月1万~1.5万円、年間では10万円以上の電気代増加
- ● 旅行・出張の制限:温度管理が必須のため、気軽に家を空けられない
- ● 砂の掃除が終わらない:毎日の砂浴び後、部屋中に細かい砂が散乱する
- ● 夜間の騒音で睡眠不足:寝室と別の部屋が必要になるケースも
- ● 対応病院が見つからない:緊急時に診てもらえる病院探しに苦労する
お迎え前に必ず確認したい。チンチラ飼育のリアルな現実と7つの注意点
年中エアコン必須!想像以上に跳ね上がる電気代
チンチラとの生活が始まって、多くの飼い主さんが最初に直面するのが電気代の跳ね上がりです。チンチラの適温は15~24℃(理想は20℃前後)。そのため、日本の気候では一年を通してエアコンの常時稼働が必須となります。
夏はもちろん、春や秋でも25℃を超える日は冷房が必要ですし、梅雨時は除湿機も欠かせません。実際にお迎えした人の体験談では、月々の電気代が8,000円~15,000円ほど高額になったというケースが目立ちます。
特に夏場(6~9月)は24時間しっかり部屋を冷やすため、月の電気代が15,000円以上アップすることも珍しくありません。年間で計算すると、電気代だけで10万~15万円ほどの出費になり、食事代よりもはるかにお金がかかる計算になります。
電気代を節約しようと設定温度を上げると、チンチラはあっという間に熱中症に陥ってしまいます。彼らは汗をかけないため体温調節が非常に苦手であり、温度管理の失敗は、そのまま直結する命の危機を意味します。
念のため、エアコンを24時間フル稼働させることで、通常よりも早くエアコンが寿命を迎える(5~7年程度)リスクも考慮しておくべきでしょう。
\ 飼育の失敗を防ぐ!お迎え前に揃えたい必須アイテム /
夏の熱中症リスクを最小限に抑える冷感ボード
✓ チンチラ飼育の年間電気代目安
- ● 春(3~5月):月5,000~8,000円増加(気温の変動が大きい時期)
- ● 夏(6~9月):月10,000~15,000円増加(最も電気代がかかる)
- ● 秋(10~11月):月5,000~8,000円増加(徐々に安定)
- ● 冬(12~2月):月6,000~10,000円増加(暖房+湿度管理)
- ● 年間合計:約10万~15万円の電気代増加
毎日の「砂浴び」と「部屋の掃除」が予想以上に大変
チンチラにとっての砂浴びは、人間のお風呂のようなリラックス目的だけでなく、皮膚の健康を保つための必須行動です。チンチラの皮膚からは「ラノリン」という油が分泌されているため、定期的に砂で余分な油分を落としてあげないと、深刻な皮膚トラブルを招いてしまいます。
最低でも1日1回の砂浴びが理想とされていますが、厄介なのはチンチラ用の砂がとても細かいパウダー状だということ。激しく転がり回るため、ケージの外に大量の砂が飛び散ります。カバーをつけても防ぎきれず、床や壁、家具の隙間などに砂が入り込むため、こまめな拭き掃除が欠かせません。
「チンチラは臭いですか?」という疑問を持つ方も多いですが、草食動物のためフン自体は乾燥していてほぼ無臭です。しかし、尿の臭いはそれなりにするため、放置するとお部屋全体に臭いが染み付いてしまうでしょう。
さらに、砂浴び用の砂は消耗品としての側面もあります。汚れた砂は雑菌が繁殖しやすいため、週に1~2回は新しい砂に全交換する必要があります。月に4~8袋を消費することになり、月4,000円~16,000円程度のランニングコストが発生します。
\ 飼育の失敗を防ぐ!お迎え前に揃えたい必須アイテム /
部屋中が砂だらけになるのを防ぐ、舞い上がりにくい専用砂
📊 砂浴びの正しい頻度と注意点
- ● 頻度:1日1回、30分程度が基本(個体差あり)
- ● 時間帯:夕方~夜間の活動時間に合わせる
- ● 砂の交換:週1~2回の全交換、毎日のフンなどの取り除き
- ● 注意点:長時間入れっぱなしは結膜炎のリスクやトイレ化の可能性あり
チンチラは排泄に関して独特な習性を持っています。トイレのしつけ方法と基本的な習性を理解することで、日々の清掃負担を軽減できる可能性があります。
夜行性ゆえの「騒音トラブル」と生活リズムのズレ
チンチラは完全な夜行性。日中は静かに眠っていますが、夕方から深夜にかけて一気に活動量が増加します。飼い主にしっかりなつく愛情深さを持つ反面、夜間の物理的な「騒音」は深刻な悩みになりがちです。
深夜から明け方にかけて、ケージの中を激しくジャンプしたり、回し車を全力で回したり、木をガリガリと齧ったりするため、寝室が同じだと睡眠を大きく妨げられます。
チンチラの体重(400~700g)と回転スピードは凄まじく、安価な回し車では「ガタガタ」という激しい騒音で確実に睡眠を削られるでしょう。夜間の騒音トラブルを防ぐためにも、大型かつベアリング内蔵で摩擦音を極限まで抑えたチンチラ専用の高品質なサイレントホイール(静音回し車)の導入が不可欠です。
ワンルームや1Kといった間取りでは、ケージを寝室以外の場所に置くことができず、毎晩の睡眠の質がグッと下がってしまう危険性があります。できれば別室にケージを置けるお部屋が理想ですが、その場合は「エアコンをつけている部屋が2つになる」という新たなコストの問題も浮上してきます。
⚠️ 夜行性チンチラの騒音対策
- ● ケージの設置場所:寝室とは別の部屋に置く(2LDK以上推奨)
- ● 防音対策:ケージの下に防音マット、壁に吸音材を貼る
- ● 回し車の選択:静音タイプ(サイレントホイール)を選び、定期的にメンテする
- ● ステージ配置:ジャンプの着地音を軽くするレイアウトを工夫する
診てくれる病院が少ない&医療費が高額になりがち
チンチラはエキゾチックアニマルと呼ばれる分類になるため、犬や猫を専門としている一般的な動物病院では診察を断られるケースが少なくありません。お迎えを決める前に、必ず「チンチラを診察できる動物病院」が通える範囲にあるか探しておく必要があります。地方にお住まいの場合、車で1時間以上かかることも珍しくありません。
医療費も犬や猫と比較して高額になりがちです。ちょっとした診察や検査でも数千円が飛び、もし全身麻酔での歯の処置が必要になれば1万円~3万円ほど請求されることもあります。レントゲンやCT検査を重ねれば、さらに費用はかさむでしょう。
ペット保険に関しても、チンチラが加入できる商品は限られており、保険料も高め(月3,000円~5,000円程度)に設定されています。そのため、いざという時の医療費として10万円くらいは常に現金で手元に残しておくことをおすすめします。
📊 チンチラの主な病気と医療費目安
| 病気・症状 | 治療費目安 |
|---|---|
| 初診料・健康診断 | 2,000~3,500円 |
| 前歯の不正咬合(カット) | 2,000~5,000円/回 |
| 奥歯の不正咬合(麻酔下処置) | 10,000~30,000円 |
| 皮膚疾患(通院治療) | 3,500円前後/回 |
| 消化器疾患(下痢など) | 3,500~8,000円/回 |
| 熱中症(緊急処置) | 10,000~50,000円 |
予想以上に場所を取る!大型ケージと「部屋んぽ」スペース
チンチラはハムスターなどと比べるとかなり大柄で、体重も400~700gほどに成長します。上下に激しくジャンプする運動を好むため、背の高いケージの用意が絶対に必要です。
幅80cm×高さ100cmほどの大型ケージを設置するとなると、一人暮らしの部屋などではかなりの生活スペースを圧迫します。ケージの中には、ジャンプするためのステップ(足場)を安全な間隔で配置したり、巣箱や回し車を入れたりするため、レイアウトの工夫も求められます。
ステップの間隔が広すぎると落下して怪我をする危険があり、逆に狭すぎると十分な運動ができずストレスを抱えてしまいます。また、ケージの外で遊ばせる「部屋んぽ」のスペース作りも一苦労の種です。
チンチラは興味を持ったものを何でも齧ってしまうため、電気のコードを隠したり、家具の脚をカバーしたりと、部屋中の安全対策を徹底しなければなりません。これらの準備には時間と費用がかかるため、まずはケージ内だけでも十分な上下運動ができる環境を構築することが最優先事項です。
\ 飼育の失敗を防ぐ!お迎え前に揃えたい必須アイテム /
ケージ内の安全と運動不足を両立する頑丈な大型ケージ
✓ チンチラ飼育に必要なスペース
- ● ケージの置き場所:幅80cm×奥行50cm×高さ100cmほどの空間
- ● ケージ周りの余裕:掃除やお手入れのために前後左右30cm以上
- ● 部屋んぽスペース:6畳以上の安全に確保できる部屋が理想
- ● 推奨する間取り:1LDK以上(寝室とケージ部屋を分ける)
- ● 収納スペース:かさばる牧草や砂のストック置き場も必要
停電は命に関わる!災害時の温度管理リスクへの備え
チンチラと暮らす上で一番怖いのが停電です。もし夏場にエアコンが止まってしまえば、数時間で室温が上昇し、熱中症で命を落としてしまう危険があります。日本は台風や地震などの自然災害が多いため、停電リスクは誰にでも起こり得るもの。
停電対策として最も確実なのは、大容量ポータブル電源の導入です。エアコンの長時間稼働は難しくとも、冷風機や扇風機を数時間動かすだけで熱中症の致死リスクを大幅に下げられます。「あの時買っておけばよかった」と後悔しないためにも、チンチラの命綱として容量500Wh〜1000Wh以上のポータブル電源を最低1台は常備しておくことを強く推奨します。
日頃から凍らせたペットボトルや保冷剤を多めにストックしておくことも大切です。ただし、冷たすぎる氷が直接チンチラの体に触れないよう、必ずタオルで包んでケージの上に置くなどの工夫を忘れずに。
いざという時にチンチラと一緒に安全に逃げられるよう、専用キャリーケースの準備や、ペットと一緒に避難できる場所をあらかじめ調べておくことも日々の務めです。
⚠️ 停電・災害対策チェックリスト
- ● ポータブル電源:500Wh以上を用意し、定期的に充電する
- ● 凍らせたペットボトル:常に冷凍庫にストックしておく
- ● 移動用キャリーケース:チンチラが入るサイズで通気性の良いもの
- ● 避難先の確認:ペット可の避難所や、預け先の候補をリストアップ
- ● 緊急連絡先:対応可能な病院の連絡先を保存
- ● 備蓄食料:ペレットや牧草を1ヶ月分以上ストックしておく
一生伸び続ける歯。「不正咬合」のリスクと日々の予防ケア
チンチラの歯は一生伸び続けるため、硬い牧草や木を齧って自然に削る必要があります。柔らかいものばかり食べていると、歯の噛み合わせが悪くなる「不正咬合(ふせいこうごう)」という厄介な病気になってしまいます。
症状がひどくなるとご飯が食べられなくなり、最悪の場合は命に関わります。よだれが出ていたり、ご飯を食べる量が目に見えて減ったりしたら要注意ですが、奥歯の異常は飼い主さんでは見つけにくいため、定期的に動物病院で歯のチェックをしてもらうのが一番安心です。
甘やかしでおやつばかりを与えると、噛む回数が減って歯が削れず、不正咬合のリスクが高まってしまいます。理想的な食事バランスは牧草8割・ペレット2割を心掛けましょう。
\ 飼育の失敗を防ぐ!お迎え前に揃えたい必須アイテム /
命に関わる不正咬合を予防する、獣医師推奨の高品質フード
ケージの中には天然木(リンゴやクルミの木など)のかじり木を入れて、いつでも歯を削れる環境を作ってあげることも大切です。プラスチック製のおもちゃや金網を齧ると歯が不自然に変形して削れてしまうため、そういった癖がある場合は木製のものに切り替えてあげてください。
✓ 不正咬合を予防する5つのポイント
- ● 1. 牧草中心のご飯:チモシー1番刈りを主食にし、ペレットはおかずに
- ● 2. 天然木のかじり木:いつでも齧れるように複数本入れておく
- ● 3. プラスチックを齧らせない:金網などはかじり木フェンスでガードする
- ● 4. 定期的な健康チェック:病院での健診で早めに見つける
- ● 5. 体重・食欲の観察:毎日の体重と食べた量をごまかさずチェックする
あなたがチンチラ飼育に向いているかチェックしよう
ここまでお話ししてきたように、チンチラのお世話は決して簡単ではありません。では、どんな人が向いているかというと、まずは「きっちりとお世話を続けられる人」です。毎日の温度管理や砂浴び、掃除などをサボらずにこなせる几帳面さが必要になります。
お金に余裕があることも重要です。初期費用だけでなく、毎月の電気代や食費、そして万が一の医療費などをしっかり払える経済力がないと、飼い続けるのが難しくなります。「節約のために少しエアコンを消したい」という方には正直おすすめできません。
10年から15年という長い間、引っ越しや結婚などのライフスタイルが変わっても「絶対にチンチラを一番に守る」という強い覚悟が求められます。旅行や出張が多い方は、預かってくれるペットホテルやシッターさんを探しておく手立てを講じましょう。
「見た目が可愛いから」「普通の小動物と同じ感覚で飼えそうだから」というフワッとした理由だけでお迎えしてしまうと、実際のお金や手間のギャップに後悔してしまうことが多いので十分な注意が必要です。
📊 チンチラ飼育に向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| コツコツと細かなお世話ができる | 大雑把で毎日の管理が苦手 |
| 経済的余裕がある(月1.5万円以上) | 節約優先でコストを抑えたい |
| 1LDK以上の広めの部屋に住んでいる | ワンルームなど狭い部屋 |
| 10年以上の飼育計画を立てられる | 近い将来、環境が大きく変わる予定がある |
| 飼う前にしっかりリサーチをした | お店で見て衝動的にお迎えを決めた |
| お家にいる時間が長い・夜型生活が可能 | 外出が多く家を空けがち |
まとめ:現実的なハードルを理解した上で、幸せなチンチラライフを
チンチラの飼育は、他の小動物と比べても、温度管理や電気代、砂浴びの掃除、夜間の騒音トラブル、そして病院探しなど、事前に知っておくべきハードルがいくつも存在します。
ですが、こうしたリアルな現実をしっかりと理解して準備しておけば、チンチラは10年以上にわたって最高のパートナーになってくれるはずです。飼い主にしっかりとなつく個体も多く、心を通わせる楽しさは格別ですよ。
改めて確認:チンチラ飼育の3つの重要ポイント
- ● 1. 徹底した温度管理:年中エアコン稼働で年間10~15万円の電気代アップを覚悟する
- ● 2. お世話の時間:毎日の砂浴び・掃除・健康チェックにしっかりと時間をとる
- ● 3. 経済的な余裕:月5,000~15,000円の飼育費と、いざという時の医療費貯金
適切な環境を作ってあげれば、チンチラは元気で長生きしてくれます。砂浴びした後のすっきりした顔や、お部屋をピョンピョン跳び回る姿、名前を呼ぶと寄ってきてくれる可愛らしさは、日々の苦労を吹き飛ばすほどの大きな幸せをくれるでしょう。
初期投資や毎月のコストはかかりますが、結果的にそれが病気を未然に防ぎ、高額な医療費の節約にも直結します。
チンチラとの暮らしは決して簡単ではありませんが、その分だけ喜びも大きいもの。この記事が、あなたとチンチラとの幸せな生活の参考になれば嬉しいです。
【おさらい】お迎え前に準備すべき必須アイテム
- ✅ 熱中症対策:アルミ製ひんやりボード
- ✅ 衛生管理:舞い上がりにくい高品質な専用砂
- ✅ 安全確保:十分な高さのある専用大型ケージ
- ✅ 健康維持:歯の摩耗を促す専用ペレット
※各アイテムの詳細は記事内のリンクから確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q:チンチラの電気代は毎月どのくらいかかりますか?
A:夏場は月1万円〜1.5万円程度、年間を通して約10万〜15万円の電気代増加が見込まれます。年中無休の24時間エアコン稼働が必須です。
Q:賃貸アパートでもチンチラは飼育できますか?
A:ペット可物件であることに加え、大型ケージの設置スペース(1LDK以上推奨)と、夜間の騒音(ジャンプ音や回し車の音)対策が必須となります。
Q:チンチラは飼い主になつきますか?
A:個体差はありますが、非常に賢く愛情深い動物のため、時間をかけて信頼関係を築けばよくなつくとされています。ただし、犬や猫のようにベタベタ触られるのは苦手な子が多いでしょう。
Q:チンチラは臭いですか?
A:草食動物のため、フン自体は乾燥していてほぼ無臭と言われています。しかし、尿を放置すると臭いの原因になるため、毎日のケージ清掃が欠かせません。
- ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。体調に不安がある場合は、必ず獣医師や専門機関にご相談ください。
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