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「毎日のトイレ掃除をラクにしたい」と猫の自動トイレを考えているものの、「猫が怖がって使わなかった」「かえって掃除が面倒になってやめた」という口コミを見て、迷っていませんか。
自動トイレは、3万円台から10万円を超えるものまである高い買い物です。猫の性格や置き場所を考えずに選ぶと、猫が使わないまま、大きな置物になってしまうこともあります。
もう一つ気をつけたいのが、猫がトイレを我慢してしまうことです。動作音を怖がって排泄を我慢すると、膀胱炎などの泌尿器のトラブルにつながるおそれがあるとされています。
この記事では、自動トイレをやめた理由として多い5つと、猫のタイプ別に選びたいトイレをまとめました。丸洗いしやすいシステムトイレや、今のトイレの下に敷くだけの記録デバイスも紹介します。これから買う人も、すでに使っていて迷っている人も、判断の材料にしてください。
※最新情報は公式サイトで確認してください。
【結論】
- ✓ 自動トイレをやめる理由で多いのは、「丸洗いの手間」「音や動きへの恐怖」「故障・安全面の不安」「ニオイ残り」「消耗品代と健康チェックのしにくさ」の5つです。
- ✓ 音に敏感な猫や、尿の色を毎日見たい人には、システムトイレが候補になります。
- ✓ 記録だけを自動にしたい場合は、今のトイレの下に敷く計測デバイスという方法もあります。
- ✓ おしっこが出ていない様子があるときは、トイレ選びより先に動物病院に相談してください。
自動トイレの代わりにおすすめのトイレ4選+番外編
最終更新日:2026年10月11日
記事の読了時間:約25分
- ● 自動トイレをやめた理由5つ:丸洗いの手間や安全面の不安、尿の状態が見えにくい理由まで解説
- ● 猫のタイプ別の選び方:性格や悩みに合わせて、後悔しにくいトイレを選ぶ方法
- ● やめた後のおすすめトイレ4選:尿を確認しやすいシステムトイレや記録デバイスを比較
- ● 普通のトイレに戻す5ステップ:猫を混乱させない手順と、動物病院に相談したいサイン
猫の自動トイレをやめた理由5つ|買う前に知っておきたい失敗例
猫の自動トイレをやめた理由で多いのは、「丸洗いが大変」「猫が怖がって使わない」「故障や安全面が心配」「ニオイが残る」「消耗品代がかかり、尿の状態も見えにくい」の5つです。どれも、買う前に知っていれば避けやすい失敗といえます。
猫の自動トイレとは、猫がトイレから出たことをセンサーで確かめ、排泄物を自動で専用のボックスに移すトイレのことです。仕組みは、ドームが回る「回転式」と、部品で排泄物をかき出す「スクープ式」の2つに大きく分かれます。
このセクションの目次
猫の自動トイレをやめた理由5つを図解
理由① 丸洗いが大変で、洗うのに時間がかかる
自動トイレをやめた理由でとくに多いのが、本体を丸洗いする大変さです。自動トイレは大きくてパーツも多いため、日本の狭い浴室では洗いにくく、乾かすまでに時間がかかります。浴室で洗って1時間以上かかったという使用者の声もあります。
普通の猫トイレは、パーツが少なく水洗いしやすい作りです。一方、自動トイレはセンサーや基板の部分を濡らさないよう気をつけながら洗う必要があり、手間がかかります。冬場の水洗いは、とくに負担に感じるでしょう。
自動トイレの丸洗いで苦労しやすいポイント
- ● ドームが大きく浴室で場所をとるうえ、奥まで手が届きにくい
- ● センサーや基板は水に濡らせないため、拭き取りながらの作業になる
- ● パーツが多く、分解と組み立てに時間がかかる
- ● 内部まで乾きにくく、生乾きのまま組み立てるとカビの原因になる
毎日のうんち取りは自動になっても、定期的な丸洗いの負担は残ります。洗うのがおっくうになって間隔があくと、トイレの中が不衛生になりやすい点には注意が必要。
使用者の中には、小さなパーツだけを洗面台で洗い、本体はウェットシートで拭く方法に変えて、作業を約20分に縮めた人もいます。それでも丸洗いの手間が暮らしに合わないと、自動トイレをやめるきっかけになりやすいといえます。
理由② 音や動きを怖がって、猫が使わない
高い自動トイレを買っても、猫が動作音や回転を怖がって使わないことがあります。猫は警戒心が強く、排泄中は無防備になる動物です。そのすぐそばで機械が動き出せば、驚くのは自然な反応といえます。
一度「ここは怖い場所だ」と覚えてしまうと、慣れるまでに時間がかかります。とくに、次のような猫は自動トイレを嫌がりやすいとされています。
自動トイレを嫌がりやすい猫のタイプ
- ● 機械の音や振動に敏感な、神経質な性格の猫
- ● 新しい環境や大きな物に慣れにくい、臆病な猫
- ● トイレ環境が変わるのを強く嫌うシニア猫
- ● 過去の経験から、囲まれた場所を怖がる保護猫
気をつけたいのは、怖さからトイレを我慢してしまうことです。アニコム損保が2008年に集計したデータでは、猫の保険金請求のうち泌尿器科の病気が23.4%を占めていました。原因の一つとして、トイレが汚れている、落ち着いて使えないといった理由による我慢も挙げられています。
我慢が続くと、部屋の隅や布団の上で粗相をするようになることもあります。結局、使われなくなったトイレを手放す飼い主さんもいるのが現実です。何度もトイレに行く、尿の色がいつもと違うなど、気になる症状がある場合は、動物病院に相談してください。
理由③ 故障や安全面が心配になる
自動トイレはモーターやセンサーを使う家電なので、故障の心配がつきものです。海外では作動中の事故も報告されていて、安全面が不安になってやめる人もいます。
自動トイレで起こりやすいトラブル
- ● モーターの劣化による異音や、途中で止まってしまう動作不良
- ● 猫の体重を正しく読み取れなくなる、センサーの誤作動
- ● 軟らかい便が内部のすき間に入り込み、取り除きにくくなる
- ● メーカーによって国内のサポート体制が違い、修理に時間がかかることがある
安全面では、2024年にアメリカで、通販で買った低価格の自動トイレの作動中に1歳のシャム猫が挟まれて死亡したと、飼い主がSNSで報告しました。似た作りの製品が、別のブランド名でも売られていたと報じられています。
もちろん、すべての自動トイレが危険なわけではありません。ただ、選ぶときは安全のための機能をよく確認したいところ。
自動トイレを選ぶときの安全チェック
- ● 対象となる猫の体重と月齢を確認する(例:PETKIT PURA MAX 2は体重1.5kg以上・生後6か月以上)
- ● 子猫には使わない(体重が軽く、センサーが反応しないことがあるとされています)
- ● 猫が近づくと止まるセンサーの数と、止まる仕組みを確認する
- ● 排泄物の出口に、猫の手や頭が入らない作りかを確認する
- ● 国内の問い合わせ窓口と保証期間を確認する(保証期間は機種によって違い、24か月の機種もあります)
保証期間を過ぎると、修理は有償になります。数千円で買えて、壊れる機械部分もない普通の猫トイレと比べると、維持の手間に見合わないと感じる人もいるでしょう。
使わなくなった自動トイレは大きく、処分にも手間がかかります。買い替えるかどうかは、修理の費用と手間も含めて考えておくと安心です。
理由④ 内部に汚れがたまり、ニオイが残る
自動トイレを長く使っていると、内部に汚れがたまり、ニオイが残りやすくなります。排泄物はすぐ片付けられても、ドームの内側や排泄物が通る部分に尿や汚れが残ると、においの原因になるためです。メーカー側も、尿が付きにくい作りにするなどの工夫をしています。
「密閉式だから臭わない」と思って使い始めたのに、トイレの周りがなんとなく臭い状態が続き、返却を決めたという使用者の声もあります。
自動トイレでニオイが気になる主な原因
- ● ドームの内側や底のマットに、尿や汚れが残っている
- ● ダストボックスのすき間から、ためた排泄物のニオイが漏れる
- ● ダストボックスも一緒に回る機種では、中の排泄物が動いてニオイが広がりやすい
- ● 排泄物をためておく時間が長く、ボックスの中で蒸れやすい
普通の猫トイレは、丸ごと水洗いしやすいのが利点です。ニオイが気になったらすぐに洗えるので、こまめに手入れをすれば衛生的に使えるでしょう。
プラスチック製トイレを洗うときの洗剤選びは、猫用トイレの掃除洗剤とアンモニア臭対策を参考にしてみてください。
理由⑤ 消耗品代がかかり、尿の状態も見えにくい
自動トイレは本体代のほかに消耗品代がかかり、尿の色を直接見にくいことも、やめる理由になります。お金と健康チェックの両面で、「思っていたのと違った」と感じやすい部分です。
消耗品代は、機種によって大きく変わります。専用のゴミ袋しか使えない機種は維持費が高くなりやすく、レンタルで試した人からは「猫砂もゴミ袋も倍くらい必要だった」という声もありました。一方で、市販の猫砂と100円ショップの袋で使っている人もいます。
健康チェックの面にも注意が必要です。多くの自動トイレはアプリで体重やトイレの回数・時間を記録できますが、おしっこかうんちかは、ダストボックスを開けるまで分からない機種もあります。尿の色や量、ニオイは、猫の体調を知る大切な手がかりとされています。
毎日、尿の色を自分の目で確かめたい人には、システムトイレのほうが合うでしょう。尿の量や色がいつもと違うときは、早めに動物病院に相談してください。
それでも自動トイレが向いている人・向かない人
自動トイレが、すべての家庭に合わないわけではありません。毎日の掃除の負担を減らしたい人には便利な道具で、合うかどうかは猫の性格と飼い主の暮らし方で決まります。
自動トイレが向いている人
- ● 留守番の時間が長く、日中にトイレを掃除できない
- ● 多頭飼いで、トイレ掃除が追いつかない
- ● 毎日のスコップ掃除が体の負担になっている
- ● 体重やトイレの回数を、自動で記録しておきたい
自動トイレが向かない人
- ● うんちや尿の状態を、毎日自分の目で確認したい
- ● 猫が、掃除機などの機械音を強く怖がる
- ● 一人暮らしの部屋など、置き場所に余裕がない
- ● 子猫で、機種の体重・月齢の条件を満たしていない
迷っている場合は、買う前に返品保証やレンタルの有無を確認しておくと安心です。猫が使わなかったときの負担を小さくできます。
猫のタイプ別|自動トイレの代わりに選びたいトイレ
自動トイレが合わない猫には、悩みに合わせて、音のしないトイレや記録デバイスを組み合わせるのがおすすめです。ここまでの「やめた理由」をもとに、猫の性格と悩み別に選び方をまとめました。
愛猫の性格と住まいに当てはめて、合いそうなものを探してみてください。
レンタル利用者の口コミに多い声
レンタルで自動トイレを試した人の口コミでは、「猫が使わなかった」「思ったより手間がかかった」という声が見られます。購入前に試した人の感想は、買うかどうかを決める材料になるでしょう。
口コミに見られた声(要約)
- • 入口が低くて入りやすそうなのに、猫が入ってくれなかった
- • 掃除が大変で、普通のトイレのほうがよかった
- • 猫砂もゴミ袋も、倍くらい必要だった
- • 猫が遊び道具だと思ってしまい、トイレとして使わなかった
- • 掃除のたびに粉じんが出て、置き場所に気をつかった
- • 猫が使わなくても、返却できたので助かった
※レンタルサービス「Rentio」の自動トイレの商品レビューを要約しています。
こうした理由から、システムトイレや上から入るタイプのトイレに切り替える飼い主さんもいます。
自動トイレをやめた後のおすすめトイレ4選|猫のタイプ別に紹介
自動トイレをやめた後のトイレは、「尿の状態を見たいか」「砂の飛び散りを減らしたいか」「記録を自動にしたいか」で選ぶのが基本です。ここでは、音のしないトイレ3つと、今のトイレの下に敷く記録デバイスを紹介します。
システムトイレとは、上の段がすのこ、下の段がトレーの2層構造になったトイレのことです。尿は砂やチップを通って下のシートに吸われるので、毎日のお手入れはうんちを取るだけで済みます。
このセクションの目次
4つのトイレ・デバイスの比較
4つの大きな違いは、「お手入れの頻度」「尿の確認方法」「向いていない猫・家庭」の3点です。価格や仕様は変わることがあるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
デオトイレ 快適ワイド
| タイプ | システムトイレ(ハーフカバー) |
|---|---|
| サイズ | 幅約70×奥行約47×高さ約35cm |
| お手入れの目安 | シートは週1回、サンドは月1回(体重8kgまでの猫1頭の場合) |
| 尿のチェック | 白いシートで色を確認しやすい |
| 向いていない家庭 | 幅が約70cmあるため、置き場所に余裕がない家庭 |
上から猫トイレ
| タイプ | 上から入るトイレ(普通の猫砂を使う) |
|---|---|
| サイズ | 幅41×奥行53×高さ37cm、適応体重は約8kg以下 |
| お手入れの目安 | 毎日、固まった砂とうんちを取り除く |
| 尿のチェック | シートがないため、固まった砂の量や色で様子を見る |
| 向いていない猫 | 足腰が弱い猫やシニア猫(上から出入りするため) |
ニャンとも清潔トイレ(ドームタイプ)
| タイプ | システムトイレ(フルカバー) |
|---|---|
| お手入れの目安 | シートは猫1頭で約1週間、2頭で約3〜4日。本体の洗浄は月1回 |
| 尿のチェック | シートを外すと尿をトレーにためられ、色や量を確かめられる |
| 向いていない猫 | 囲まれた空間を嫌う猫(同じシリーズにオープンタイプもあり) |
Catlog Board 2
| タイプ | トイレの下に置く計測デバイス |
|---|---|
| 記録できる内容 | おしっことうんちの回数・量、トイレにいた時間、体重 |
| 必要なもの | 2.4GHzのWi-Fi、単3電池6本(交換の目安は約7ヶ月)、猫ごとの月額料金 |
| 向いていない家庭 | Wi-Fiがない家庭。カメラはないため、尿の色は目で確認する |
【おすすめ1位】デオトイレ 快適ワイド|尿の色が見やすく、シート交換は週1回
自動トイレからの乗り換え先として候補になりやすいのが、ユニ・チャームのシステムトイレ「デオトイレ 快適ワイド」です。機械を使わないので故障や作動音の心配がなく、白いシートで尿の色も確認しやすい作りになっています。
おすすめ商品:デオトイレ 快適ワイド
デオトイレ 快適ワイドは、上の段の撥水サンドで尿を下に通し、下の段の銀イオン配合シートで吸収する、2層構造のシステムトイレ。排泄スペースが広く、大型猫でもゆったりした姿勢で排泄できるとメーカーは紹介しています。
お手入れの目安は、シートが週1回、サンドが月1回です(体重8kgまでの猫1頭の場合)。シートはニオイ菌を99.9%抑えるとされています(第三者機関の試験結果。すべての菌を抑えるわけではありません)。
毎日の手間は、うんちを取り除く程度です。留守番が多い家庭でも、清潔を保ちやすいでしょう。まずは今のトイレの隣に置いて、併用から始められます。
\ シート交換は週1回(体重8kgまでの猫1頭の目安)。白いシートで尿の色も見やすい /
【おすすめ2位】上から猫トイレ|上から入るので砂が散らかりにくい
砂の飛び散りを減らしたい人に向いているのが、アイリスオーヤマの「上から猫トイレ」です。上から出入りする作りなので、猫の足についた砂がふたの上に落ち、トイレの周りに散らかりにくくなります。
上から入るトイレとは、ふたの上の穴から猫が出入りする形のトイレのことです。勢いよく砂をかく猫でも、外に砂が飛びにくいとされています。
おすすめ商品:アイリスオーヤマ 上から猫トイレ
自動トイレの分解や浴室での丸洗いに疲れて、とにかくお手入れを簡単にしたい人もいるでしょう。上から猫トイレは、本体・ふた・スコップがポリプロピレン製のシンプルな作りです。パーツが少なく、水洗いしやすいのが利点といえます。
外寸は幅41×奥行53×高さ37cm、入口は約23×26.5cmで、適応体重は約8kg以下です。普通の猫砂を使うタイプなので、毎日、固まった砂とうんちを取り除きます。
出入りのたびに上り下りが必要なため、足腰が弱い猫やシニア猫には向かないとされています。愛猫の年齢や体の状態に合わせて選んでください。
\ 上から入るから砂が散らかりにくい。体重8kgまでの猫に /
猫がトイレのふちをかく理由は、いくつか考えられます。原因に合った飛び散り対策を知っておくと、普通のトイレに戻した後も快適に使えるでしょう。
【おすすめ3位】ニャンとも清潔トイレ|尿をためて色や量を確認できる
自動トイレの音を怖がった猫には、モーター音も振動もない、エステーの「ニャンとも清潔トイレ ドームタイプ」が候補になります。シートを外せば尿をトレーにためられるので、色や量を家で確かめやすいのも特長です。
ニャンとも清潔トイレは以前は花王が販売していましたが、現在はエステー株式会社が販売しています。
おすすめ商品:ニャンとも清潔トイレ
自動トイレの作動音で猫が排泄を我慢するようになり、尿の様子が気になっている人もいるでしょう。ニャンとも清潔トイレは、針葉樹のチップとシートでうんちと尿のニオイを抑える、すのこ式のシステムトイレです。
尿を確認したいときは、引き出しにシートやマットを敷かずに使います。チップを通った尿がトレーにたまるので、注ぎ口から計量できる容器に移せば、色や量が分かります。動物病院に持って行く場合は、新しいチップに替えてから採るよう案内されています。
シートの交換目安は、猫1頭で約1週間、2頭で約3〜4日。本体の洗浄は月1回が目安とされています。ドームのこもった感じを嫌う猫には、同じシリーズのオープンタイプもあります。
\ シートを外せば、尿を液体のまま家でチェックできる /
システムトイレに替えたときによくあるのが、シートへのいたずらです。置き方や砂の組み合わせを見直すと、減らせることがあります。
【おすすめ4位】Catlog Board 2|今のトイレの下に敷いて自動で記録
自動トイレはやめても、体重や尿の記録は自動で残したい人には、RABOの「Catlog Board 2」が選択肢の一つです。今使っているトイレの下に敷くだけで、猫がトイレに入るたびの記録をスマホのアプリに残せます。
おすすめ商品:Catlog Board 2(キャトログボード2)
Catlog Board 2は、トイレの下に置き、重さを量って記録するデバイスです。おしっことうんちの回数・量、トイレにいた時間、体重を記録します。急に体重が減ったときや、トイレに入る回数が増えたときには、アプリで知らせてくれます。
首輪がなくても、体重やトイレでの行動からAIが猫を見分けるので、多頭飼いにも対応しています。使うには2.4GHzのWi-Fiと単3電池6本(交換の目安は約7ヶ月)が必要です。本体代とは別に、猫ごとの月額料金もかかります。
カメラはないので、尿の色は目で確認する必要があります。病気を診断する医療機器ではないため、気になる変化があったときは動物病院に相談してください。自動トイレの掃除やニオイの悩みから離れつつ、記録だけを自動にできる方法ですよ。
【番外編】ニオイ対策は猫砂選びも大切
普通の猫トイレに戻した後のニオイ対策では、トイレ本体だけでなく、猫砂選びも大切です。自動トイレより安く、すぐに試せる方法でもあります。
猫砂は、使うトイレに合わせて選ぶのが基本です。デオトイレやニャンとも清潔トイレのようなシステムトイレには、専用のサンドやチップを使うよう案内されています。専用品以外を使うと、性能が十分に出ないだけでなく、尿漏れの原因になることもあるためです。
上から猫トイレのような普通のトイレでは、固まる猫砂を使い、固まった部分をこまめに取り除きます。粒の大きさや素材を急に変えると猫が戸惑うこともあるので、切り替えるときは今の砂に少しずつ混ぜていきましょう。
猫砂を選ぶときのポイント
- ● システムトイレには、そのトイレ専用のサンドやチップを使う
- ● 普通のトイレには固まる砂を使い、固まった部分を毎日取り除く
- ● 砂を替えるときは、今の砂に少しずつ混ぜて慣らす
- ● うんちはニオイのもとになるため、早めに取り除く
自動トイレから普通のトイレに戻す5ステップ
自動トイレから普通のトイレに戻すときは、2つのトイレをしばらく並べて使い、少しずつ慣らすのが基本です。急にトイレを替えると、猫が戸惑ってトイレを我慢したり、粗相をしたりすることがあるためです。
メーカーの案内では、新しいトイレは今までと同じ場所に置くことが大切とされています。ニャンとも清潔トイレの紹介によると、8割の猫が1日以内に慣れ、3日たつと9割の猫が使ってくれたそうです(花王株式会社調べ)。
このセクションの目次
自動トイレから普通のトイレに戻す手順
猫を混乱させない切り替えの5ステップ
切り替えは、「併用」「自動トイレの電源を切る」「ニオイを移す」「観察」「片付け」の順に進めます。1つずつ、猫の様子を見ながら進めてください。
ステップ1:両方のトイレを1〜2週間並べて使う
まずは、自動トイレの隣に新しいトイレを置きます。いきなり元のトイレを片付けると、自分のニオイがついた場所がなくなり、猫が不安になるので要注意。
猫がどちらでも選べる状態にして、少しずつ慣らしてあげましょう。
ステップ2:自動トイレの電源を切る
並べて使っている間は、自動トイレの自動清掃を止め、普通のトイレとして使います。動く音がなくなるだけでも、怖がっていた猫は近づきやすくなるでしょう。
それでも新しいトイレを使わないときは、元のトイレを少し汚れたままにしておく方法もあります。メーカーは目安を1日としているので、長く放置しないようにしてください。
ステップ3:今までの猫砂で、新しいトイレにニオイをつける
自動トイレで使っていた猫砂を少し取り、新しいトイレの砂やチップの上にかけてみてください。自分のニオイがあると、猫は新しいトイレを「トイレだ」と分かりやすくなります。
システムトイレに替える場合は、最初は今までの猫砂に少量のチップを混ぜ、慣れたらチップの割合を増やしていく方法もメーカーが紹介しています。
ステップ4:3日間はよく観察する
新しいトイレを使い始めたら、排泄のときの姿勢や、おしっこ・うんちの量、血尿がないかをよく見てください。自動トイレでは見えにくかった尿の色を確かめやすい時期でもあります。
ステップ5:落ち着いたら自動トイレを片付ける
新しいトイレで毎日排泄していて、粗相もなければ、切り替えは完了です。自動トイレは、お住まいの自治体のルールに沿って処分してください。
片付けた後も、猫が新しいトイレに落ち着くまでの1週間ほどは、排泄の様子を見てあげてくださいね。
うまくいかないとき・おしっこが出ないときは
新しいトイレを嫌がるときは、無理に切り替えず、電源を切った元のトイレを並べたまま時間をかけましょう。ただし、おしっこが出ていない様子があるときは、トイレの問題ではなく体の不調かもしれません。すぐに動物病院に相談してください。
切り替えがうまくいっていないサイン
次のようなサインが見られたら、無理に切り替えず、元の自動トイレ(電源を切った状態)を並べて使うなど、柔軟に対応してください。
- ● トイレに入っても排泄せず、すぐに出てくる
- ● トイレの前で鳴きながら、うろうろする
- ● 部屋の隅やカーペットで粗相をする
- ● 半日以上、おしっこをしていない(下の受診の目安も確認してください)
すぐ動物病院に相談したいサイン
- ● 何度もトイレに行くのに、おしっこが出ない、または数滴しか出ない
- ● 12〜24時間以上、おしっこをしていない
- ● トイレで鳴く、陰部をしきりになめる
- ● 血尿が出る
尿の通り道が詰まる「尿路閉塞」は、急いで治療が必要な状態とされています。オス猫は尿道が細く長いため、とくに詰まりやすいといわれています。
泌尿器の病気がある猫は、排泄の我慢が続くと悪化につながりかねないと、メーカーも注意しています。もらしたり、ほかの場所でしたりしても、叱らずに見守ってください。
それでも掃除の負担を減らしたい多頭飼いの家庭は、自分たちに合う自動トイレを選び直すのも一つの方法です。多頭飼い向けに選んだおすすめ3選を紹介しています。
猫の自動トイレをやめるときによくある質問
自動トイレをやめるときによく出る疑問を、Q&A形式でまとめました。気になる質問から読んでみてください。
このセクションの目次
Q:自動トイレをやめたら、毎日の掃除が大変になりませんか?
A:大変になるとは限りません。システムトイレなら、毎日のお手入れはうんちを取り除くことが中心で、デオトイレの場合、シートの交換は週1回が目安です(体重8kgまでの猫1頭の場合)。本体の丸洗いは月1回ほど。パーツが少ないので、自動トイレを洗うより手間は少なく済むでしょう。
Q:自動トイレからシステムトイレに変えると、臭いが強くなりませんか?
A:強くなるとは限らず、自動トイレの内部の汚れによるニオイ残りがなくなる分、気になりにくくなることもあります。システムトイレは、砂やチップとシートの2つでニオイを抑える作りです。うんちを早めに取り除き、本体を定期的に洗えば、部屋のニオイを抑えやすいでしょう。
Q:自動トイレの音に怯える猫でも、新しいトイレを使ってくれますか?
A:多くの場合、少しずつ慣れていきます。ニャンとも清潔トイレの紹介では、8割の猫が1日以内に慣れ、3日で9割の猫が使ってくれたとされています(花王株式会社調べ)。同じ場所に置く、今までの砂でニオイをつけるといった手順を踏むと、より慣れやすくなります。
Q:多頭飼いの場合、自動トイレをやめて普通のトイレで対応できますか?
A:対応できます。トイレの数は「猫の頭数+1個」がよいとされ、東京猫医療センターの獣医師も推奨しています。名古屋市の資料でも、猫が1頭でもトイレを2個用意し、離れた場所に置くよう案内されています。自動トイレ1台を共有するより、トイレが汚れたままになりにくいのも利点です。
Q:一度やめた自動トイレを、もう一度使い始めることはできますか?
A:できますが、猫の様子を見ながら慎重に進めましょう。普通のトイレに慣れた猫にとって、動くトイレは再び怖い存在になることがあります。まずは電源を切ったまま普通のトイレとして置き、猫が自分から使うようになってから自動清掃を試すと安心です。
Q:猫の自動トイレは事故が多いのですか?
A:すべての自動トイレが危険なわけではありませんが、事故の報告はあります。2024年にはアメリカで、低価格の自動トイレの作動中に猫が挟まれて死亡したと、飼い主が報告しました。使う場合は、対象の体重と月齢、猫が近づくと止まるセンサーの仕組み、国内の問い合わせ窓口を確認してから選んでください。
Q:子猫に自動トイレは使えますか?
A:子猫には使わないほうが安心です。多くの自動トイレには体重や月齢の条件があり、たとえばPETKIT PURA MAX 2は体重1.5kg以上・生後6か月以上が対象です。子猫は体重が軽く、センサーが反応しないことがあるとされているため、普通のトイレを使いましょう。
Q:使わなくなった自動トイレは、どう処分すればいいですか?
A:お住まいの自治体の分別ルールに従って処分してください。自動トイレは大きいため、自治体によっては粗大ごみの扱いになります。処分する前に、ダストボックスの中身を捨て、本体をきれいにしておきましょう。
- 出典:ユニ・チャーム「デオトイレ」商品情報
- 出典:エステー「ニャンとも清潔トイレ」公式サイト(使い方/トイレ切り替えのコツ/自宅でできるオシッコチェック)
- 出典:アイリスオーヤマ「上から猫トイレ」商品仕様
- 出典:RABO「Catlog Board」公式サイト
- 出典:PETKIT「PURA MAX 2」製品仕様
- 出典:Adopt a Pet「A Woman Says an Automatic Litter Box Killed Her Cat」(2024年9月)
- 出典:アニコム損害保険「泌尿器科疾患 猫の発症率は犬の約4倍」(2008年11月)
- 出典:ライオンペット株式会社 プレスリリース(2024年2月22日)
- 出典:名古屋市 猫の快適なトイレに関する啓発資料
- 出典:Rentio 自動猫トイレ商品レビュー
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