犬が草を食べるのをやめさせる4つの方法|散歩中にできる対策

犬が草を食べるのをやめさせる方法

「散歩のたびに愛犬が草を食べてしまう。やめさせたほうがいいのか知りたい」
「草を食べたあとに吐いたけれど、病院に行くべきか迷っている」

犬が草を食べるのはよく見られる行動ですが、外の草には除草剤や農薬、寄生虫などの心配があります。この記事では、散歩中の草食いをやめさせる4つの方法と、動物病院に相談したほうがいいサイン、対策に使えるグッズを紹介します。米国カリフォルニア大学デービス校の研究、AKC(アメリカンケネルクラブ)の記事と同会の獣医師のコメント、米国の動物病院グループVCAの解説、獣医師が執筆したPetMDの記事、ASPCA(米国動物虐待防止協会)の有毒植物リストなどをもとにまとめました。

※本記事にはプロモーションが含まれます

最終更新日:2026年10月28日

記事の読了時間:約10分

【結論】草むらを避けて歩き、「リーブイット(離して)」を教えるのが基本です

犬が草を食べること自体は珍しくありませんが、外の草には除草剤や農薬、寄生虫、有毒な植物のリスクがあるため、散歩中はやめさせるほうが安心です。まずは草むらを避けたルートを選んでリードを短く持ち、「リーブイット」の合図で草から離れたらおやつをあげる練習から始めましょう。それでも防ぎにくいときは、散歩中だけKUD 犬用メッシュマズルのような口輪を使う方法もあります。何度も吐く、ぐったりしている、除草剤がまかれた草を食べたかもしれないといったときは、すぐに動物病院に相談してください。

よくある4つの疑問への答え

  • 犬が草を食べるのをやめさせるには?:草むらの少ない道を選び、リードを短く持って草に近づけないようにします。あわせて「リーブイット」の合図を教え、草から離れられたらすぐにほめておやつをあげましょう。
  • やめさせたほうがいい?:研究では植物を食べるのは犬にとって普通の行動とされています。ただ、外の草には除草剤や農薬、寄生虫の心配があるため、散歩中は食べさせないほうが安心です。
  • 草を食べて吐いたら?:1回吐いたあと元気や食欲がふだんどおりなら、落ち着いて様子を見ます。何度も吐く、血が混じる、下痢が続く、ぐったりしているといった異変があれば動物病院へ行きましょう。
  • 除草剤がまかれた草を食べたかもしれないときは?:症状がなくても、すぐに動物病院に連絡してください。自宅で無理に吐かせるのは避け、分かれば除草剤の商品名やパッケージの写真を伝えます。

ひと目で分かる草食い対策グッズ5選

カテゴリサプリメント
(錠剤)
特徴毎日続けやすい錠剤タイプ
向いている犬なんとなくお腹の調子が気になる子
カテゴリサプリメント
(錠剤)
特徴乳酸菌と植物酵素を配合した錠剤
向いている犬酵素も一緒にとりたい子
カテゴリサプリメント
(ふりかけ)
特徴大正製薬の粉末タイプで、ごはんにかけやすい
向いている犬錠剤が苦手な子
カテゴリ拾い食い防止
(口輪)
特徴通気性に配慮したメッシュ素材
向いている犬散歩中の草食いや拾い食いを防ぎたい子
カテゴリ拾い食い防止
(口輪)
特徴シリコン製のアヒル口デザイン
向いている犬見た目のかわいさも重視したい子

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目次

犬が草を食べるのをやめさせる4つの方法

散歩中の草食いは、草に近づく機会を減らすことと、草から離れる練習をすることの2本立てで減らしていきます。どれも特別な道具がなくても今日から始められます。

散歩ルートとリードの持ち方を見直す

いちばん手軽なのは、草が生えている場所に近づかないことです。道路脇の草むらや花壇のまわりを避け、舗装された歩道や整備された公園の遊歩道を選ぶと、草を口にする機会が減ります。

草むらの横を通らなければならないときは、リードを短めに持ち、愛犬の鼻先が草に向いたら早めに声をかけて歩き続けましょう。

散歩中に愛犬の草食いを防ぐための注意エリア図解。道路脇の草むらや花壇周辺を避け、整備された歩道を選ぶなど4つの対策を視覚的に説明

散歩中に注意したいエリアと対策

「リーブイット(離して)」を教える

AKCは、草を食べる犬への対策として「リーブイット」の合図を練習し、外で愛犬を見守るときに使うことを勧めています。草から離れたら「いいこと」が起きると覚えてもらうのがポイントです。

練習の手順

  • ● 草に近づいたら、名前を呼んでこちらに注意を向けます
  • ● こちらを見たら「リーブイット」と声をかけます
  • ● 草から離れたら、すぐにほめておやつをあげます
  • ● 家の中や草の少ない場所から始め、少しずつ散歩中でもできるようにします

叱ったりリードを強く引いたりするより、できたときにほめるほうが覚えやすくなります。毎日の散歩で少しずつくり返しましょう。

草よりも楽しいものを用意する

退屈から草を食べている場合もあります。AKCは、草を食べ始めたら、草よりも魅力的なおもちゃやおやつを差し出すことを勧めています。VCAも、退屈しないように十分な運動や遊び、頭を使う時間をつくることを挙げています。

散歩中にボール遊びや「おすわり」などの合図を取り入れたり、家で知育玩具を使ったりして、草以外に夢中になれることを増やしましょう。

おなかがすいた状態で散歩に出ない

朝ごはん前の散歩で草を食べやすい場合は、空腹が関係しているかもしれません。AKCの獣医師は、黄色い泡(胆汁)を吐くのはたいてい胃が空っぽのサインだと説明しています。

散歩を食後にずらすか、出かける前にドッグフードを数粒や、ゆでた野菜を少しあげてみましょう。Honda Dogの解説でも、空腹が原因の場合は野菜をおやつにする方法が紹介されています。おやつをあげたぶんは、ごはんの量を調整して食べすぎを防ぎます。

散歩中の草食いで気をつけたい3つのリスク

草そのものよりも心配なのは、草についているものや、草にまぎれて生えている植物です。散歩中にやめさせたい理由は、主に次の3つです。

犬にとって有毒な植物

ASPCAの有毒植物リストでは、ツツジ(アザレア)、アサガオ、スイセン、アジサイ、ポトス、アロエなど、身近な植物が犬にとって有毒とされています。植物によっては、嘔吐や下痢などの症状が出ることがあります。

公園や住宅街の花壇にもこうした植物が植えられていることがあるため、草むらだけでなく花壇のまわりにも気をつけましょう。

除草剤と農薬

道路脇や公園の草には、除草剤や農薬がまかれていることがあります。獣医師が執筆したPetMDの記事によると、除草剤による中毒では、よだれ、嘔吐、下痢、元気がなくなる、けいれんなどの症状が、口にしてから30分〜24時間ほどで出ることがあります。

「除草剤散布」などの看板がある場所には近づかないようにしましょう。PetMDは、散布された芝生には薬剤が乾くまで犬を入れないこと、散布された場所を歩いたあとは足を石けんと水で洗うことを勧めています。

寄生虫

草にはほかの犬や野生動物のふんがついていることがあり、AKCやVCAは、草と一緒に腸内の寄生虫を取りこんでしまうことがあると説明しています。VCAは定期的な駆虫で対応できるとしているので、駆虫のスケジュールはかかりつけの動物病院に相談しましょう。

危ない草を食べてしまったときは

  • ● すぐに動物病院に連絡:症状がなくても、まずは電話で相談します。
  • ● 自宅で無理に吐かせない:PetMDによると、獣医師の指示なしに吐かせると、誤嚥性肺炎や食道、胃を傷めるおそれがあります。
  • ● 手がかりを持っていく:食べた植物の一部や、除草剤のパッケージの写真があると、病院で原因を調べやすくなります。

犬はなぜ草を食べるの?

犬が草を食べる理由を4つ解説したインフォグラフィック。消化不良・栄養不足・ストレス解消・本能的好奇心の4項目を視覚的に説明

犬が草を食べる理由として考えられている4つの説

草を食べる理由は、はっきりとは分かっていません。米国カリフォルニア大学デービス校の研究(2008年)では、毎日植物にふれられる環境の犬の飼い主47人のうち、79%が「草などの植物を食べたことがある」と答えました。

同じ研究で行われた1,571頭のインターネット調査では、いちばんよく食べられていた植物は草でした。食べる前に具合が悪そうな様子がよく見られた犬は9%、食べたあとによく吐く犬は22%で、研究者は植物を食べるのは犬にとって普通の行動だとしています。

よく挙げられている理由

  • ● 胃のむかつき:AKCは、胃の不快感をやわらげようとしている可能性を挙げています。
  • ● 食事の偏り:VCAは、犬にも一定の食物繊維が必要だと説明しています。AKCは、食事の偏りが原因で食べ物以外のものを口にすることもあるとしています。
  • ● 退屈やストレス:ひとりで庭にいるときなどに草を食べるのは、退屈しているからかもしれないとされています。
  • ● 好奇心:先の研究では、若い犬ほど植物をよく食べる傾向がありました。

理由がどれであっても、外の草にはここまで紹介したリスクがあります。草を食べる回数が急に増えたときや、体調の変化があるときは、次の章のサインも確認してください。

動物病院に相談したほうがいいサイン

AKCは、草をずっと食べ続ける場合や、ほかの症状をともなう場合は獣医師に診てもらうべきだとしています。VCAも、草を食べすぎるときは吐き気がある可能性があるとして、動物病院への相談を勧めています。次のような様子があれば、自己判断せずに受診してください。

こんなときは動物病院へ

  • ● 草を食べたあと、何度も吐く
  • ● 吐いたものや便に血が混じる、下痢が続く
  • ● ぐったりしている、食欲がない
  • ● よだれが多い、呼吸が荒い
  • ● けいれんや震えがある
  • ● これまで食べなかった草を急にたくさん食べるようになった
  • ● 除草剤がまかれた草や、有毒な植物を食べたかもしれない
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草食い対策に使えるグッズ

ここからは、散歩の工夫とあわせて使えるグッズを紹介します。お腹の調子が気になる子向けのサプリメントと、散歩中だけ使う口輪です。

お腹の調子が気になる子向けのサプリメント3選

サプリメントを飲めば草を食べなくなる、という研究はありません。ただ、軟便ぎみなどお腹の調子が気になる子の日々のケアとして、乳酸菌などのサプリメントを取り入れる飼い主さんもいます。下痢や嘔吐が続いているときは、サプリメントより先に動物病院を受診してください。

お腹の悩み別に犬用サプリメントの選び方をまとめたフローチャート図解

お腹の悩み別サプリメント選びの参考例

おすすめ商品:DHC 愛犬用おなか健康60粒

DHCの愛犬用サプリメントで、おなかの健康を考えて作られています。錠剤タイプなので、粉末をごはんにかけると嫌がる子にも試しやすいのが特徴です。
まずは手に入りやすい定番から始めたい方に向いています。成分や与える量は、商品ページで確認してください。

\ 定番の錠剤タイプで、おなかの健康ケアを始めたい方に /


\ 乳酸菌と植物酵素をいっしょにとれる錠剤タイプ /


おすすめ商品:わんビオフェルミンs(大正製薬)

大正製薬の犬用健康補助食品で、乳酸菌とビフィズス菌を配合しています。
粉末タイプで、ふりかけのようにごはんにかけて与えられるため、錠剤が苦手な子でも続けやすい形です。

\ 粉末タイプで、錠剤が苦手な子にも /


サプリメントを使うときの注意点

  • ● サプリメントは医薬品ではなく、病気を治すものではありません
  • ● まずは1種類から始め、便の状態や体調を見ながら続けます。ほかのサプリメントと組み合わせたいときは、獣医師に相談しましょう
  • ● 下痢や嘔吐が続く、元気がないといった異変があれば、サプリメントを続けずに動物病院へ
💡

腸活には市販のヨーグルトも

毎日のごはんからお腹のケアをしたい方に向けて、犬に与えやすい市販ヨーグルトの選び方と注意点をまとめています。

犬におすすめの市販ヨーグルト7選を見る →

散歩中だけ使う口輪2選

散歩の工夫やしつけだけでは防ぎにくい場合は、散歩中だけ口輪(マズル)を使う方法もあります。口輪は草や落ちているものを口に入れにくくするための安全グッズと考え、次の点に気をつけて使いましょう。

口輪を使うときのポイント

  • ● つけるのは散歩中だけにして、長時間つけっぱなしにしない
  • ● 家の中で短い時間から慣らし、つけたらおやつをあげて良いイメージをつける
  • ● 口周りのサイズを測って、きつすぎずゆるすぎないものを選ぶ
  • ● つけている間は目を離さず、暑い日や息が荒いときは外す

おすすめ商品:KUD 犬用メッシュマズル

通気性に配慮したメッシュ素材の口輪で、調節できるベルトで留めるタイプです。
サイズ展開があるので、購入前に愛犬の口周りを測ってから選びましょう。散歩中の草食いや拾い食いを防ぎたい方の候補になります。

\ 散歩中の草食いや拾い食いの対策に /


おすすめ商品:Doyeemei 犬用マズル(アヒル口タイプ)

シリコン製の、アヒルのくちばしのような形をした口輪です。
見た目がやわらかい印象になるので、いかにも口輪という見た目に抵抗がある飼い主さんでも取り入れやすいデザインです。

\ アヒル口のデザインで、見た目のかわいさも /


💡

散歩の安全対策はリードの付け方も

口輪とあわせて見直したいのが、リードの付け方です。首輪とハーネスの両方にリードをつける「ダブルリード」のやり方を紹介しています。

ダブルリードの安全な装着法を見る →

💡

草むらの散歩はダニや蚊の対策も

草むらにはマダニや蚊がひそんでいることがあります。スプレーを嫌がる子でも着せるだけで使える、犬用の虫よけ服を紹介しています。

犬の虫除け服の効果とおすすめを見る →

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まとめ:散歩中の草食いはルートとしつけで減らせます

犬が草を食べるのはよく見られる行動ですが、外の草には有毒な植物、除草剤や農薬、寄生虫のリスクがあります。草むらを避けたルートとリードの持ち方、「リーブイット」の練習、草よりも楽しい遊び、空腹で散歩に出ない工夫の4つから始めてみてください。

それでも防ぎにくいときは散歩中だけ口輪を使い、お腹の調子が気になる子にはサプリメントも選択肢になります。何度も吐く、ぐったりしている、危ない草を食べたかもしれないといった異変があれば、すぐに動物病院へ相談しましょう。

よくある質問

Q:子犬が草を食べるのもやめさせたほうがいいですか?

A:カリフォルニア大学デービス校の研究では、若い犬ほど植物をよく食べる傾向がありました。外の草のリスクは子犬でも変わりません。子犬のうちから草むらの少ない道を選び、「リーブイット」を練習しておくと安心です。

Q:家で育てた草(猫草など)なら食べさせてもいいですか?

A:自分で育てた草なら、除草剤や農薬の心配は少なくなります。ただ、VCAによると、草を大量に食べると胃の中で詰まり、手術で取り出すことになる場合もあります。与える場合は少量にして、食べたあとの様子を見てください。

Q:口輪を使うと犬のストレスになりませんか?

A:いきなり長い時間つけると嫌がる子もいます。家の中で短い時間から慣らし、つけたらほめておやつをあげて、良いイメージをつけていきましょう。使うのは散歩中だけにして、つけている間は目を離さないようにします。

Q:フードを変えれば草を食べなくなりますか?

A:VCAは、犬にも一定の食物繊維が必要だと説明しています。今のフードが合っているか気になる場合は、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。フードを切り替えるときは、急に変えず、少しずつ混ぜる割合を増やします。

Q:シニア犬が急に草を食べ始めた場合は病院に行くべきですか?

A:これまで食べなかった犬が急に草をたくさん食べるようになった場合は、体調の変化が関係しているかもしれません。吐く、食欲がないなどの様子がなくても、早めに動物病院で相談すると安心です。

免責事項
  • ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。体調に不安がある場合は、必ず獣医師や専門機関にご相談ください。
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