猫がおもちゃをくわえて鳴くのはなぜ?ぬいぐるみを運ぶ理由と遊び方

猫がおもちゃをくわえて鳴く5つの理由を徹底解説。遊び方とおすすめグッズを紹介

おもちゃを咥えて(くわえて)、鳴きながら持ってくる。夜中にぬいぐるみをくわえて、鳴きながら部屋をウロウロする。こうした行動には、いくつかの理由があると考えられています。

この記事では、獣医師などの専門家が解説した資料をもとに、猫がおもちゃをくわえて鳴く5つの理由と、それぞれの接し方、遊び方、注意したいサインをまとめました。

※本記事はプロモーションが含まれます

最終更新日:2026年10月28日

記事の読了時間:約8分

【結論】おもちゃをくわえて鳴くのは、獲物を見せたい気持ちや遊びの誘いと考えられています。

おもちゃやぬいぐるみを獲物に見立てて、飼い主さんに見せたり、分けたりしようとしていると考えられています。「遊んで」「かまって」という誘いのことや、留守番中にくわえてウロウロする時は寂しさを紛らわそうとしていることもあります。

夜中に鳴く時は、すぐに反応しすぎず、寝る前に追いかけて捕まえる遊びをしてから、食事を与えましょう。急に鳴くことが増えた時や、食欲や元気がない時、高齢の猫で夜に鳴くことが増えた時は、動物病院に相談してください。

迷ったら、この5つから選んでください

タイプ電動・シート
特徴ランダムに動き、タイマー付き
向いている猫や飼い主さん

家事の合間などに、そばで遊ばせたい人
タイプけりぐるみ
特徴抱えて蹴って遊べる大きめサイズ
向いている猫や飼い主さん

蹴って遊ぶのが好きな猫
タイプ電動・ぬいぐるみ
特徴羽ばたいて鳴く自動おもちゃ
向いている猫や飼い主さん

動くおもちゃが好きな猫
タイプ電動・小鳥型
特徴触ると動く小鳥の形
向いている猫や飼い主さん

小鳥の形のおもちゃが好きな猫
タイプハイブリッド
特徴刺激に反応して動き出すけりぐるみ
向いている猫や飼い主さん

ひとり遊びの時間を作りたい人

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目次

猫がおもちゃをくわえて鳴く5つの理由

猫がおもちゃをくわえて鳴く5つの理由の図解

猫がおもちゃをくわえて鳴く5つの理由

理由① 捕まえた獲物を見せたい

家で暮らす猫にとって、おもちゃやぬいぐるみは獲物の代わりになることがあります。

ねこのきもちの獣医師の解説によると、おもちゃを獲物に見立てている場合は、狩りの本能を満たすとともに、獲物を自慢したい気持ちや、おすそわけしたい気持ちがあると考えられるそうです。

理由② 飼い主さんに獲物を分けたい

哺乳動物学者の今泉忠明さんは、猫がぬいぐるみをくわえて鳴くのは、ぬいぐるみを獲物に見立てて、飼い主さんに分け与えようとしている可能性があると説明しています。

今泉さんによると、猫が獲物を分け与えるのは、自分の子どもか、ちょっとどんくさい仲間だけです。飼い主さんのことを、そのどちらかだと思っているのかもしれません。

なお、本物の獲物を家に持ち帰る行動について、英国の猫の保護団体Cats Protectionは、家が安全な場所だからだと説明しています。よく言われる「飼い主に狩りを教えている」という説は、誤りだとしています。

おもちゃを持ってきてくれた時の接し方は、次の理由③で紹介しています。

理由③ おもちゃを持ってきて「遊んで」と誘っている

ねこのきもちの獣医師の解説では、猫がおもちゃを持ってきて飼い主さんの前に置くのは、「遊んでほしい」「かまってほしい」「注目されたい」という気持ちからのこともあるとされています。

すぐに遊べない時は「あとでね」と声をかけ、手が空いてから猫を遊びに誘ってあげるとよいそうです。

猫じゃらしをくわえて持ってくるのも、同じように「これで遊んで」という合図のことがあります。ひもを飲み込まないよう、遊んだあとは必ずしまいましょう。

ただ、鳴くたびにすぐ遊んでいると、「鳴けば遊んでもらえる」と覚えることがあります。北米の獣医行動学の専門医も、鳴いた時に食べ物や注目、遊びで応えないようにすすめています。手が空いたら、猫が鳴きやんで落ち着いている時に遊びに誘いましょう。

理由④ 留守番中の寂しさや不安とストレス

留守番中に、ぬいぐるみをくわえて部屋の中をウロウロしながら鳴く猫もいます。ねこのきもちの獣医師の解説によると、狩りの本能の表れのほかに、飼い主さんとはぐれた不安を紛らわそうとしている心理が考えられるそうです。鳴くことで自分の居場所を知らせ、寂しさを埋めてくれる相手を探しているのかもしれません。飼い主さんが家にいる時にウロウロ鳴く場合は、理由①〜③のように、見せたい、遊んでほしいという気持ちのこともあります。

同じ解説では、知育玩具や、飼い主さんのにおいがついた布、窓の外が見える場所を用意することがすすめられています。

布やぬいぐるみをくわえて、吸ったり噛んだりし続ける場合は、「ウールサッキング」のこともあります。獣医師の解説では、引っ越しや家族の生活の変化などのストレスが原因になることがあり、布を飲み込むと胃や腸に詰まり、命に関わるおそれもあるとされています。

こうした様子が見られたら、においのついた布やぬいぐるみは猫の届かない所に片付け、知育玩具や窓辺の居場所など、布以外の方法に切り替えましょう。そのうえで、動物病院に相談してください。

理由⑤ 明け方や夕方に活発になる性質があるから

猫は「薄明薄暮性」といって、明け方や夕方の薄暗い時間に活発になりやすい動物です。夜明け前や夕方におもちゃをくわえて鳴きながら歩き回るのは、この性質が関係しているのかもしれません。

ねこのきもちの獣医師は、夜鳴きの対策として、寝る前にしっかり遊ぶことと食事を与えること、夜鳴きにすぐ反応しすぎないことを挙げています。寝る前の遊びは、下の「狩りの流れをまねた遊び方」を参考に、追いかけて捕まえる遊びをしてから食事を与えるとよいでしょう。北米の獣医行動学の専門医も、猫が鳴いた時に相手をしに行かないようにすすめています。反応しないでいると、はじめはかえって鳴き方が強くなることもあるので、根気よく続けましょう。

高齢の猫が夜に鳴くことが増えた時は、病気のこともあります。米コーネル大学の猫の健康センターによると、夜に鳴くことは甲状腺機能亢進症(甲状腺のホルモンが出すぎる病気)や高血圧の猫で比較的よく見られます。また、認知機能が落ちると、眠る時間と起きている時間のリズムが変わることがあります。気になる時は、動物病院に相談しましょう。

💡

夜鳴きに困っている時は

猫の夜鳴きの原因と対策をまとめた記事です。

猫の夜鳴きの原因と対策を見る →

ぬいぐるみをくわえてウロウロしながら鳴くのはなぜ?

ぬいぐるみを獲物に見立てて運んでいるほか、留守番中は寂しさを紛らわそうとしていることもあると考えられています。落ち着いたら遊びに誘い、布を吸ったり噛んだりし続ける時は、理由④を確認してください。

注意したいサインの見分け方

おもちゃをくわえて鳴くのは、本能や気持ちの表れと考えられる行動です。ただ、ストレスや病気が隠れていることもあるので、次のような様子がないか見ておきましょう。

猫の正常な鳴き方と要注意サインを比較した表

いつもの行動と、注意したいサインの見分け方

鳴き方
いつもの行動いつもどおりの声で鳴く
注意したいサイン急に鳴くことが増えた
布やぬいぐるみ
いつもの行動くわえて運んだり、遊んだりする
注意したいサイン布を吸ったり噛んだりし続ける
食欲と元気
いつもの行動いつもどおり食べて、元気がある
注意したいサイン食欲や元気がない
高齢の猫
いつもの行動いつもどおりのリズムで過ごしている
注意したいサイン夜に鳴くことが増えた

いつもと様子が違うと感じた時は、早めに動物病院に相談しましょう。

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おもちゃをくわえて鳴く猫との遊び方

くわえて遊ぶおもちゃを選ぶ時の注意点

くわえて遊ぶおもちゃは口に入れている時間が長いので、選ぶ時は安全面に気をつけましょう。

猫がくわえやすいおもちゃの選び方を○×で比較した図解

くわえて遊ぶおもちゃの選び方

注意点① 小さな部品やひもが取れやすいものは避ける

米コーネル大学の猫の健康センターは、小さな部品があるおもちゃや、羽根やひものように取れて飲み込みやすい部分があるおもちゃは避けるようにすすめています。
International Cat Careによると、ひもや毛糸を飲み込むと腸に詰まり、多くは手術が必要になります。

注意点② 壊れたら取り上げる

ねこのきもちでは、猫が遊んでいる時は目を離さず、おもちゃが壊れたら遊びを中断して取り上げるように紹介しています。鈴などの小さな部品は、あらかじめ切り取っておくとよいそうです。
ぬいぐるみの縫い目がほつれて中綿が出てきた時も、飲み込む前に片付けましょう。

注意点③ 遊ぶ時以外はしまっておく

遊びの時間以外は、猫が触れない場所におもちゃをしまっておくことがすすめられています。
特に、ひもの付いた猫じゃらしは、遊んだあと必ず片付けましょう。

狩りの流れをまねた遊び方

遊ぶ時間は、1回に長く遊ぶより、短い遊びを1日に何回かに分けるのが基本です(英国の動物保護団体Blue Cross)。PDSAは15〜20分ほどの遊びを1日に何回か、International Cat Careは猫じゃらしで1日5分以上遊ぶことをすすめています。

遊ぶ時は、狩りの流れをまねると、猫が満足しやすくなります。

猫の狩猟本能を満たす遊び方の図解

狩りの流れをまねた遊び方の3ステップ

遊び方の3ステップ

ステップ1 追いかけさせる
おもちゃを獲物のように不規則に動かしたり、物陰に隠したりして、猫に追いかけさせます。

ステップ2 捕まえさせる
遊びの途中でもときどき、おもちゃを捕まえさせてあげましょう。英国のBatterseaやPDSAも、ときどき捕まえさせることをすすめています。レーザーポインターのように捕まえられない遊びの最後には、小さなおもちゃやおやつを捕まえさせてあげます。

ステップ3 ごほうびで終わる
北米の獣医行動学の専門医は、遊びの終わりに、フードを入れたおもちゃなどでごほうびをあげることをすすめています。

一緒に遊ぶなら:猫じゃらし産業 猫じゃらし リボンつき

上の3ステップのように、飼い主さんが動かして遊ぶ時に使いやすい、リボンのついた猫じゃらしです。振るとリボンが不規則に揺れるので、獲物のように追いかけさせやすくなります。販売ページでは日本製とされています。

※リボンを飲み込まないよう、遊んだあとは猫の届かない所にしまいましょう。

\ 遊びに誘われた時の、一緒に遊ぶ1本に /

遊んであげられない時間帯は、フードを転がしたり穴からかき出したりして食べる「パズルフィーダー」を使うのもひとつの方法です。タイプ別の違いは猫用パズルフィーダーおすすめ5選で比較しています。

くわえて鳴く猫におすすめのおもちゃ5選

鳴いて遊びに誘う猫(理由③)には、まず一緒に遊ぶ時間を作るのが基本です。ここで紹介するのは、遊んであげられない時間の補助になる電動のおもちゃや、獲物のように抱えたり運んだりできるけりぐるみです。

電動のおもちゃは、羽根や電池の部分を噛んでいないか、そばで見ていられる時に使いましょう。仕様や価格は変わることがあるので、販売ページで確認してください。

おすすめ商品①:猫壱 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2

丸いカバーのすき間から出たスティックが、止まったり逆に回ったりしながらランダムに動く、電動のおもちゃです。
公式サイトによると、スピードは自動を含めて4段階で、30分動いて15分休むことを繰り返す3時間タイマーが付いています。
交換用のスティックは別売りされています。羽根が取れかけたら、飲み込む前に交換しましょう。

\ 家事の合間の、ひとり遊びに /

おすすめ商品②:ペティオ けりぐるみ エビ ビッグサイズ

前足で抱えて、後ろ足で蹴って遊べる、大きめのエビの形をしたけりぐるみです。
激しく蹴ったり噛んだりすると、縫い目がほつれることがあります。中綿が出てきたら飲み込む前に片付け、遊ぶ時だけ出すようにしましょう。

\ 抱えて蹴って遊べる大きめサイズ /

おすすめ商品③:AUSCAT 羽ばたく動くぬいぐるみ

商品名に「羽ばたく」「鳴く」「またたび入り」とある、豚の形をした動くぬいぐるみです。

\ 羽ばたいて鳴く、動くぬいぐるみ /

おすすめ商品④:ミギポーズ ピョンピョンバード

小鳥の形をした自動のおもちゃで、商品名には「タッチ起動」「充電式」「またたび入り」とあります。

\ 触ると動く、小鳥の形のおもちゃ /

おすすめ商品⑤:ペティオ おどる電動けりぐるみ エビ

公式サイトによると、刺激に反応しておどり出すけりぐるみで、振動は3パターンです。USBで充電して使い、中にはキャットニップ(猫が好む香りのハーブ)の粉末が入っています。

\ 刺激に反応して動き出すけりぐるみ /

+α 留守番中のひとり遊びに:MyCat 自動レーザー

床や壁に動く光を映して、猫の「追いかけたい」気持ちを刺激する自動おもちゃです。光の動き方や角度を変えられ、タイマーで自動的に動かせるので、留守番中のひとり遊びにも使えます。レーザーは目に配慮したクラス1のものを使っているとされています(いずれも公式サイトより)。

※上の遊び方で紹介したとおり、光は捕まえられないため、レーザーだけで遊びを終わらせるとストレスになることがあります。帰宅後は、けりぐるみなど実際に捕まえられるおもちゃで遊んで、最後は捕まえさせてあげましょう。

\ 光を追いかけて遊べる自動おもちゃ /

MyCat 自動レーザーを公式サイトで見る

退屈やストレスを減らす部屋づくり

キャットタワーで上下に動ける場所を作ったり、窓の外が見える場所を用意したりしてあげましょう。窓の外が見える場所は、ねこのきもちの獣医師も、留守番中の寂しさの対策としてすすめています。

大きな音がした時などに逃げ込める、狭くて暗い隠れ場所や、爪とぎを置いておくのもおすすめです。

隠れ家と爪とぎを一つに:プレミアム猫トンネル

くぐったり隠れたり、爪をといだりできるトンネル型の爪とぎです。削りカスが出にくい高密度の段ボール素材で、大・中・小の3サイズがセットになっています。木目調のデザインで、リビングに置いてもなじみやすいのも魅力です(公式サイトより)。

\ 隠れ家にも爪とぎにもなるトンネル /

プレミアム猫トンネルを公式サイトで見る

💡

長い時間の留守番が多い時は

留守番中のいたずらや誤飲を防ぐケージの使い方と、過ごしやすい部屋の作り方をまとめた記事です。

猫の留守番とケージの使い方を見る →

まとめ

猫がおもちゃやぬいぐるみをくわえて鳴くのは、獲物を見せたい、分けたいという気持ちや、遊びの誘いと考えられています。

この記事のポイント

  • ● 留守番中にくわえてウロウロ鳴くのは、寂しさを紛らわせていることもあります
  • ● 鳴いた時にすぐ応えるより、落ち着いている時に、追いかけて捕まえる遊びをしてあげましょう
  • ● くわえて遊ぶおもちゃは、小さな部品やひもが取れやすいものを避け、遊ぶ時だけ出します

今夜は、鳴いたときではなく落ち着いているときに、追いかけて捕まえる遊びを少ししてみてください。急に鳴くことが増えた時や、食欲や元気がない時は、動物病院に相談してください。

💡 迷ったら、記事の最初の「迷ったら」の欄から選んでください。

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よくある質問

Q:猫がおもちゃをくわえて鳴くのは、病気のサインですか?

A:獲物を見せたい気持ちや遊びの誘いなどと考えられています。ただ、急に鳴くことが増えた時や、食欲や元気がない時、布を吸ったり噛んだりし続ける時は、動物病院に相談しましょう。

Q:夜中におもちゃをくわえて鳴かれて困っています。どうすればいいですか?

A:鳴いた時にすぐ起きて相手をすると、「鳴けばかまってもらえる」と覚えることがあります。寝る前にしっかり遊ぶ、すぐに反応しすぎないなど、理由⑤で紹介した対策を試してください。高齢の猫で夜鳴きが増えた時は、動物病院に相談しましょう。

Q:おもちゃをくわえて、ウーウーと低い声で鳴くのはなぜですか?

A:高円寺アニマルクリニックの解説では、ぬいぐるみなどをくわえて低い声で鳴くのは、狩りの興奮や、獲物を仕留めた喜びの表れとされています。興奮している時は手を出さず、落ち着くまで待ちましょう。おもちゃが壊れて飲み込みそうな時は、別のおもちゃやおやつで気をそらしてから片付けます。

Q:おもちゃにすぐ飽きてしまうのはなぜですか?

A:おもちゃを出しっぱなしにしていると、飽きやすくなることがあります。遊ぶ時だけおもちゃを出し、数日ごとに入れ替えると、新鮮さを保ちやすくなります。

免責事項
  • ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。体調や行動に不安がある場合は、必ずかかりつけの動物病院へご相談ください。
  • ※紹介している商品の価格や仕様は、記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
  • ※本記事で紹介した商品やサービスの利用によって生じた損害等について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
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