愛犬の防災グッズは何が必要?優先順位とおすすめペット防災セット4選

愛犬の防災グッズは何が必要?優先順位とおすすめペット防災セット4選

「地震が来たら、うちの犬をどうやって連れて逃げればいいの?」
「犬の防災グッズって、何をどれくらい用意すればいい?」

犬の防災グッズは、まず「フード」「水」「トイレ用品」「リードとクレート(キャリー)」の4つから準備しましょう。そのうえで、犬の情報をまとめたものや、避難先で使う生活用品を足していきます。何もそろっていないなら、ペット防災セットを1つ買い、足りないものを補っていくのが早い方法です。

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」と、メーカーや販売店の公式情報で確認した内容をもとにまとめました。

この記事で分かること
✓ 優先順位つきの犬の防災グッズリスト
✓ フードと水の量の目安と、犬の非常食の選び方
✓ ペット防災セット4つの比較と、避難所での過ごし方

※本記事にはプロモーションが含まれます

最終更新日:2026年10月30日

記事の読了時間:約12分

用途で選ぶ犬用のペット防災セット3選

特長食器やトイレ用品、リード、防災手帳まで15種類
こんな飼い主さんはこれ

費用を抑えて基本の用品をそろえたいなら、このセット
特長ソフトクレートからフード、水まで入った12種類
こんな飼い主さんはこれ

小型犬の防災用品を、何もない状態から一度にそろえたいなら、このセット
特長5年保存水や折りたたみトイレなど11種類(犬猫兼用)
こんな飼い主さんはこれ

水やトイレ用品までまとめて備えたいなら、このセット。犬と猫の両方を飼っている家でも使えます。

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目次

犬の防災グッズリスト|優先順位ごとにチェック

ポイント:環境省のガイドライン(一般飼い主編)では、備蓄品に優先順位がつけられ、命や健康に関わるもの、飼い主や動物の情報、ペット用品の順に挙げられています。持ち出すときも、この順番で考えると迷いにくくなります。

下の表に、優先度ごとにまとめました。画面を保存しておくと、買い物のときにも確認できます。

表:犬の防災グッズのチェックリスト(環境省のガイドラインをもとに作成)

優先度1|命や健康に関わるもの
用意するもの□ フード □ 水 □ 常備薬と療法食 □ 予備のリードと首輪(ハーネス) □ クレートやキャリー □ ペットシーツとうんち袋 □ 食器
ポイントなければ避難先ですぐに困るもの
優先度2|飼い主や動物の情報
用意するもの□ 犬の写真 □ ワクチンの記録や飲んでいる薬の情報 □ かかりつけの動物病院の情報 □ 飼い主と預け先の連絡先 □ 鑑札と注射済票 □ マイクロチップの番号
ポイントはぐれたときや、犬を預けるときに使うもの
優先度3|ペット用品
用意するもの□ タオルや毛布 □ ブラシ □ ウェットタオル □ ビニール袋 □ お気に入りのおもちゃ □ ガムテープと油性ペン □ 水のいらないシャンプー
ポイントにおいや汚れの対策と、犬が落ち着くためのもの

ガイドラインでは、予備のリードとして「伸びないもの」が挙げられています。また、犬の写真は、紙とスマホの両方に残しておきましょう。

重くなるものは後回しでよい

犬の防災グッズは、あれもこれもと入れると、重くて持って逃げにくくなります。最初に持ち出すものは優先度1と2を中心にしましょう。

後回しにしてよいもの

  • ● 洋服やおもちゃをたくさん(お気に入りが1つあれば十分)
  • ● 大袋のフードをまるごと(小分けのほうが軽い)
  • ● 大きなベッド(タオルや毛布で代わりになる)

フードと水は何日分?犬の非常食の選び方

ポイント:環境省のガイドラインでは、ペット用の救援物資が届くまでには時間がかかることがあるため、フードと水を少なくとも5日分(できれば7日分以上)用意しておくとよいとされています。いちばんの非常食は、ふだん食べているフードです。

水は、1日に飲む量が犬によって違います。ふだん飲んでいる量を一度はかっておくと、何本用意すればよいかが分かります。

ふだん食べているフードがいちばんの備え

災害のときに届く救援物資のフードが、いつも食べているものと同じとは限りません。犬によっては、食べ慣れないフードを口にしないこともあります。

そのため、犬の非常食は「食べ慣れたフードを多めに用意しておく」のが基本です。長期保存できる犬用の非常食もありますが、いつものフードとは味が違うので、備えに「足すもの」と考えましょう。

小分けにしてローリングストックで回す

ローリングストックは、いつものフードを少し多めに買い置きし、古いものから使い、減った分を買い足していく方法です。特別な非常食を用意しなくても、いつも新しいフードが家にある状態にできます。

持ち出す分は、1食分ずつジッパーつきの袋などに小分けしておくと、避難先で量をはかる手間が省けます。

ウェットフードやパウチは水分もとれる

ウェットフードやレトルトのパウチは水分が多く、水が限られるときの助けになります。ドライフードしか食べていない犬は、急に出しても口にしないことがあります。ふだんから時々あげて、食べ慣れさせておくと安心です。

常備薬と療法食はかかりつけの動物病院に相談

常備薬や療法食は、ガイドラインでも優先度1(命や健康に関わるもの)に入っています。持病があって薬を飲んでいる犬や、療法食を食べている犬の場合は、どれくらい用意しておけばよいかをかかりつけの動物病院に相談しましょう。

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犬の大きさ別の避難のしかた|小型犬から大型犬まで

ポイント:小型犬はキャリーやスリングで抱えて、中型犬や大型犬はリードで一緒に歩いて避難するのが基本です。犬の体の大きさによって、そろえたい避難グッズも変わります。

小型犬はリュックタイプのキャリーやスリングで両手をあける

小型犬は、抱えて運べるのが強みです。ただ、片手でキャリーを持つと、もう片方の手しか使えません。リュックタイプのキャリーやスリングなら両手があくので、荷物を持ったり、手すりにつかまったりしやすくなります。ガラスやがれきがある場所は歩かせず、抱えて移動しましょう。

中型犬はリードとソフトクレートを組み合わせる

中型犬は、抱えて長い距離を歩くのが難しい大きさです。避難のときはリードで一緒に歩き、折りたためるソフトクレートを肩にかけて持っていくと、避難先ですぐに組み立てられます。

大型犬はリードで一緒に歩いて避難する

大型犬は抱えて運ぶのが難しいので、リードを持って一緒に歩くのが基本です。クレートも重いので、避難所にケージがあるかを市区町村に確認しておきましょう。ない場合は、安全を確かめてから自宅のクレートを取りに戻ります。

人の多い場所で犬が慌てると、首輪やハーネスが抜けてしまうことがあります。体に合ったハーネスと、予備のリードを用意しておきましょう。

子犬やシニア犬はフードやペットシーツを多めに用意する

子犬やシニア犬は、食べられるフードが限られることもあります。いつものフードやペットシーツを多めに用意しておきましょう。歩くのがゆっくりな犬は、抱っこやカートで移動することも考えておくと安心です。

避難したあとに犬がぐったりしている、呼吸が苦しそうなど、いつもと様子が違うときは、すぐに動物病院に連絡しましょう。

ペットの防災グッズはセットで買う?自分でそろえる?

ポイント:何もそろっていない人は、ペット防災セットを1つ買って足りないものを補うのが早い方法です。犬用品がすでにそろっている人は、自分でまとめても十分です。

ペット防災セットのよいところは、バッグや食器、トイレ用品など「つい忘れがちなもの」がまとめて手に入ることです。一方で、セットのフードや水が犬に合わなかったり、首輪やリードのサイズが合わなかったりすることもあります。セットを買ったら、一度中身を出して確かめておきましょう。

犬用のペット防災セットおすすめ4選

ポイント:販売ページで中身を確認できた4つを紹介します。順位はつけていないので、犬の大きさや、すでに持っているものに合わせて選んでください。セットは小型犬向けの中身が多いので、中型犬や大型犬の場合は、首輪やリード、クレートを体に合ったものに替えて使いましょう。

表:犬用のペット防災セットの比較

①アイリスオーヤマ ペット用防災セット 犬用15点セット
主な中身ショルダーバッグ、食器2つ、折りたたみトイレ、ペットシーツ、防臭袋、迷子札、首輪、リード、タオル、アルミシート、防災手帳など
中身の数15種類
選ぶときの目安首輪は首まわり20〜30cm用。合わない犬は手持ちの首輪を使います。
②Calulu たすカルル 犬用防災7点セット
主な中身折りたたみソフトケージ、フードボウル、ごみ袋、迷子札、収納バッグ、ブランケット、防災ガイド
中身の数7種類
選ぶときの目安Mサイズはトイプードルやチワワ、ポメラニアンなどの小型犬向け(ケージは組み立てたとき60×35×35cm)。Lサイズもあります。
③charm 犬用防災セット(ソフクレート n2入り)
主な中身ソフクレート n2 S、ペットシーツ25枚、うんちの防臭袋、ウェットフード、おやつ、ペット用の水500ml×3本、携帯ボウル、ウェットティッシュ、シャンプータオル、防水タオルなど
中身の数12種類
選ぶときの目安クレートの対応体重は6.8kgまで(超小型犬と小型犬)
④防災ダイレクト ペット防災セット
主な中身QRコードつき迷子札、折りたたみ食器、チャックつき袋、5年保存水、折りたたみペット用トイレ、ペットシーツ、うんち袋、ペット用ウェットシート、タオル、ペット防災アドバイス、持ち物チェックリストとペット情報シート
中身の数11種類
選ぶときの目安犬猫兼用。犬と猫の両方を飼っている家でも使えます。

価格はショップやセールで変わります。購入する前に、各ショップのページで確かめてください。

① アイリスオーヤマ ペット用防災セット 犬用15点セット|基本の用品を手ごろにそろえたい人に

アイリスオーヤマのペット用防災セット(型番PBSI-15)は、ショルダーバッグに15種類の用品が入った犬用のセットです。トイレまわりの用品と、迷子札や防災手帳などの情報の備えを一度にそろえられるのが特長です。

足したほうがいいもの

  • ● フードと水(販売ページに「非常食、水は含まれておりません」と書かれています)
  • ● クレートやキャリー
  • ● 予備のペットシーツ(多めに)

\ 基本の用品をまとめてそろえるなら /


② Calulu たすカルル 犬用防災7点セット|避難先で使うケージもそろえたい小型犬の飼い主に

Calulu(カルル)のたすカルルは、折りたたみソフトケージが入った犬用の7点セットです。避難所では犬がケージの中で過ごすことが多いので、ケージも一緒に用意したい人に向いています。MサイズとLサイズの違いは、ケージの大きさだけです。

足したほうがいいもの

  • ● フードと水
  • ● ペットシーツとうんち袋
  • ● 予備のリード

\ 避難先で使うケージもそろえるなら /


③ charm 犬用防災セット(ソフクレート n2入り)|クレートから食べ物まで一度にそろえたい人に

ペット用品の通販ショップ、charm(チャーム)の犬用防災セットです。ソフトクレート「ソフクレート n2」のSサイズから、ペットシーツやフード、水(500ml×3本)までセットになっています。4つの中で、クレート、フード、水がすべてそろうのはこのセットだけなので、何もない状態から準備したい人に向いています。販売ページには、在庫によって中身が変わることがあると書かれています。

足したほうがいいもの

  • ● いつものフード(セットのフードだけでは足りないことがあります)
  • ● 水を多めに
  • ● 予備のリードと首輪

\ ソフクレート n2からフードと水まで /


④ 防災ダイレクト ペット防災セット|5年保存水とトイレ用品まで入った犬猫兼用タイプ

長野市の防災用品メーカー、防災防犯ダイレクト(ブランド名:防災ダイレクト)のペット防災セットです。防炎ターポリン製のバッグ(約11.6L)に、5年保存水や折りたたみペット用トイレ、ペットシーツ、QRコードつきの迷子札など11種類が入っています。犬猫兼用なので、犬と猫の両方を飼っている家でも使えます。セット全体の重さは約2.8kgです。

足したほうがいいもの

  • ● いつものフードと、足りない分の水
  • ● クレートやキャリー
  • ● 予備のリードと首輪

\ 水とトイレ用品までまとめて備えるなら /


ペットの防災リュックと一緒に持ち出したい犬の避難グッズ

ポイント:ここでは、防災セットに足りないものや、自分でそろえる人が用意したいものを紹介します。クレート、トイレ用品、体のお手入れ用品、予備のリードを中心にそろえましょう。

クレートは折りたためるソフトタイプが便利

避難所では、犬がケージやクレートの中で過ごすことが多くなります。持ち運ぶことを考えると、使わないときに薄く折りたためるソフトタイプのクレートが便利です。

ファーストラックスの「ソフクレート n2」のSサイズは、組み立てたときに幅38×奥行53×高さ38cmで、6.8kgまでの犬や猫に対応しています。底は防水加工されています。MサイズやLサイズもあります。

\ セットにクレートが入っていないなら /


💡 ソフクレート n2を含めた犬のソフトクレート5つの比較と選び方は、こちらの記事でまとめています → 犬のソフトクレートおすすめ5選

防災用のペットシーツとマナーポーチ

避難所では、決められた場所でトイレをすることになります。ペットシーツは、吸収力の高い厚手のものを選ぶと、交換の回数を減らせます。いつもより多めに用意しておきましょう。散歩のときに使うマナーポーチや、においをとじこめる防臭袋もあると、周りに気をつかう場面で役立ちます。

水のいらないシャンプーと体ふきシート

断水すると、犬の体を洗うことができません。水のいらないシャンプーや体ふきシートがあると、汚れやにおいが気になったときにきれいにできます。目や耳のまわりをふくのに使えるウェットタオルも、ガイドラインで紹介されています。

予備のリードやハーネスと迷子札

慌てて逃げるときは、首輪やリードが外れることもあります。予備のリードと首輪(ハーネス)を、防災リュックとは別に玄関の近くにも置いておくと、すぐに出られます。

はぐれてしまったときのために、首輪には迷子札を付け、飼い主の電話番号が読める状態にしておきましょう。

💡 体から抜けにくいハーネスを比べたい方は、こちらの記事も参考にしてください → 抜けない犬用ハーネスおすすめ10選

犬の防災グッズは100均でもそろう?専用品を選びたいもの

ポイント:折りたたみ食器やジッパーつきの袋などの小物は、100円ショップでもそろいやすいです。リードや首輪、クレートなど、犬の安全に関わるものは専用品を選びましょう。

  • ● 100円ショップでそろうもの:折りたたみ食器、ジッパーつきの袋、ウェットティッシュ、ガムテープと油性ペン、ビニール袋
  • ● 専用品を選びたいもの:リードと首輪、クレートやキャリー。リードや首輪は、切れたり外れたりすると犬とはぐれることがあります。クレートは、体に合った大きさと丈夫さが必要です。

100円ショップで売っている商品は、店舗や時期によって違います。なお、ガムテープと油性ペンは、環境省のガイドラインでも、ケージを補修したり、ペットの情報を書いて貼ったりするのに使えるものとして紹介されています。

飼い主の防災セットも一緒にそろえましょう

ポイント:災害のときは、飼い主自身の安全が第一です。飼い主が無事でいることが、犬を守ることにつながります。犬の防災グッズと一緒に、人用の防災セットも用意しておきましょう。

犬用と人用の防災リュックを、玄関の近くなど同じ場所に置いておくと、一度に持ち出せます。

人用の防災セットと非常用トイレ

あかまる防災の防災セットは、防災士と消防士が監修したもので、中身は38品44点です。販売ページでは、保存米3つと長期保存水(500ml)3本が入っていて、どちらも7年保存と紹介されています。人用の防災用品を1つずつ選ぶ時間がないなら、こうしたセットを1つ用意しておくと安心です。

\ 飼い主の防災用品もまとめてそろえるなら /

断水に備えるなら、スツーレの非常用トイレもそろえておくと、自宅で過ごすときにも困りにくくなります。凝固剤と排便袋が1回分ずつ個包装になっていて、回数の違うセットがあります。多いものは120回分です。

避難所での犬の過ごし方|トイレのしかたと吠えたときの対策

ポイント:避難所でペットを受け入れるか、犬がどこで過ごすかは、市区町村によって違います。お住まいの市区町村のホームページや防災マップで確認しておきましょう。知らない場所で過ごすことになるので、クレートに慣れておくことと、トイレやにおいへの準備が大切です。

トイレとにおいの対策

避難所では、決められた場所でトイレをさせ、使ったペットシーツやうんちはすぐに防臭袋に入れて口を閉じ、指定の場所に捨てましょう。

吠えやすい犬はクレートに布をかける

知らない人や音に囲まれると、犬が吠えてしまうこともあるでしょう。クレートにタオルや布をかけて、周りが見えにくい場所を作ってあげると、落ち着きやすくなることがあります。

同行避難と同伴避難の違い

環境省のガイドラインによると、「同行避難」は、災害のときに飼い主がペットと一緒に避難場所まで避難することです。一方、「同伴避難」は、避難所で飼い主がペットの世話をしながら過ごすことを指します(同じ部屋とは限りません)。

避難所に入れないときの過ごし方

ガイドラインでは、自宅が安全なら、そのまま家で過ごす「在宅避難」も選択肢として紹介されています。救援物資や情報は、必要に応じて避難所に取りに行きます。

車の中で過ごすときは、車内の温度に気をつけて、飲み水を十分に用意しましょう。ふだんから、親せきや知人の家、ペットを預かってくれるところなど、預け先の候補を決めておくと、いざというときに慌てずにすみます。

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ペット防災手帳を作りましょう|書いておきたい犬の情報

ポイント:ペット防災手帳は、犬の情報と飼い主の連絡先をまとめたものです。はぐれたときや、避難先で犬を預けるときに役立ちます。自治体が配っているひな形を使うと簡単です。

ペット防災手帳に書いておきたいこと

手帳に書く項目

  • ● 犬の名前と写真、犬種、性別、体重
  • ● 持病と飲んでいる薬、療法食の名前
  • ● ワクチンの記録
  • ● マイクロチップの番号、鑑札と注射済票の番号
  • ● かかりつけの動物病院の名前と電話番号
  • ● 飼い主の連絡先と、飼い主以外の緊急連絡先や預け先

薬やワクチンの情報は、動物病院でもらった書類を見ながら正確に書き写すと安心です。

自治体のひな形をダウンロードして使う

自治体の中には、ペット防災手帳のひな形を配っているところがあります。たとえば長野県は「ペットの防災手帳・健康手帳」を、新潟県は犬用と猫用の「ペット防災手帳」を、ホームページからダウンロードできるようにしています。どちらもA4の紙に印刷して、折りたたんで使います。

お住まいの自治体にもひな形がないか探してみましょう。アイリスオーヤマの犬用防災セットのように、防災手帳が入っているものもあります。

スマホにも写真で保存しておく

書き終えた手帳は、防災リュックに入れておきます。あわせて、手帳のページと犬の写真をスマホにも保存しておくと、持ち出せなかったときにも見せられます。犬の写真は、全身と顔が分かるものを何枚か残しておきましょう。

ふだんからやっておきたい犬の防災

ポイント:防災グッズをそろえるのと同じくらい大切なのが、ふだんの準備です。クレートに慣らすこと、基本のしつけ、鑑札とマイクロチップの確認の3つを進めておきましょう。あわせて、停電への備えもしておくと安心です。

クレートの中で落ち着けるように慣らす

環境省のガイドラインでは、ケージなどに入るのを嫌がらないよう、慣らしておくことが勧められています。ふだんからクレートの扉を開けておき、中でおやつを食べたり、寝たりする「安心できる場所」にしておくと、避難先でも落ち着きやすくなります。

基本のしつけと人や音に慣れる練習

ガイドラインでは、犬の場合は「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけをしておくことが挙げられています。散歩のときにいろいろな人や音に少しずつ慣れておくことも、避難先での過ごしやすさにつながります。

鑑札とマイクロチップの登録を確認する

飼い犬には、鑑札と注射済票を付けることが法律で決められています。はぐれたときの手がかりにもなるので、首輪に付けておきましょう。

マイクロチップが入っている犬の場合、引っ越したときや電話番号が変わったときは、登録情報を変更する届出が必要です。登録情報が今の住所や電話番号になっているかを確かめ、お住まいの市区町村が、マイクロチップを鑑札の代わりとする仕組みに参加しているかも見ておきましょう。

停電への備えも一緒に

災害のときは、停電で冷房や暖房が止まることもあります。暑さや寒さへの対策は、防災グッズとは別に準備しておきましょう。

まとめ|犬の防災グッズは優先度1から少しずつそろえましょう

最初に準備したいのは、「フード」「水」「トイレ用品」「リードとクレート」の4つです。フードと水は、環境省のガイドラインにあるとおり、少なくとも5日分(できれば7日分以上)が目安です。

そのうえで、犬の写真や薬の情報をまとめたペット防災手帳、避難先で使うタオルやおもちゃを足していきます。一度にすべてそろえなくても大丈夫です。避難所のルールは、お住まいの市区町村で確認しておきましょう。

よくある質問

Q:避難所に犬を連れて行ってもいいですか?

A:ペットを受け入れているか、避難所で犬がどこで過ごすかは、市区町村や避難所によって違います。人と同じ部屋で過ごせるとは限りません。お住まいの市区町村のホームページや防災マップで、事前に確認しておきましょう。

Q:防災グッズの点検や入れ替えはいつすればいいですか?

A:防災の日(9月1日)など、点検する日を決めておくと忘れにくくなります。そのときに、フードや水の期限を確かめ、犬の体重や体の大きさの変化に合わせて中身を見直しましょう。

Q:犬用と人用の防災リュックは分けたほうがいいですか?

A:分けておくと、避難先で必要なものを探しやすく、家族で手分けして持ち出せます。一人で両方を持つときのために、背負って歩けるか確かめ、重すぎるときは優先度の低いものを減らしましょう。人用の防災セットは、「飼い主の防災セットも一緒にそろえましょう」で紹介しています。

Q:犬と猫の両方を飼っている場合はどうすればいいですか?

A:フードや水、情報の準備は犬と同じです。猫の場合、ガイドラインの優先度1には、避難のときに欠かせないキャリーバッグと、トイレ用品として使い慣れた猫砂が挙げられています。犬用と猫用を分けてまとめ、それぞれのキャリーやクレートを用意しておきましょう。防災ダイレクトのペット防災セットは犬猫兼用なので、猫の分としても使えます。猫の避難グッズは、猫の避難グッズは何が必要?優先順位とおすすめ猫用防災セット4選でまとめています。

免責事項
  • ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な獣医療のアドバイスではありません。ペットの体調に不安がある場合は、必ず獣医師や専門機関にご相談ください。
  • ※紹介している商品の価格や仕様は、記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
  • ※本記事で紹介した商品やサービスの利用によって生じた損害等について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
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