犬を飛行機に乗せるのはかわいそう?知っておくべき3つの真実と準備リスト

犬を飛行機に乗せるのはかわいそう?知っておくべき3つの真実と準備リスト

「愛犬を飛行機に乗せるのはかわいそう?」

この疑問、SNSでもよく見かけますよね。

旅行や引越しで飛行機移動を検討しているけれど、貨物室に預けることへの不安。
ネットで調べるほど、ネガティブな情報ばかり目に入って決断できない。

でも、実は「知らないから不安」なだけかもしれません。

この記事では、知っておくべき3つの真実具体的な準備リストをデータと共にお届けします。
感情論ではなく、事実を知った上で判断する。
それが愛犬への本当の責任です。

※本記事はプロモーションが含まれます

この記事で分かること

  • 【3つの真実】:貨物室の環境データ・犬の体への影響・航空会社の安全基準
  • 【準備リスト】:搭乗前6ステップ・必須グッズ・当日の流れ・代替手段
  • 【判断材料】:乗せるべき犬・避けるべき犬・飼い主の心構え
目次

犬を飛行機に乗せると「かわいそう」と言われる3つの真実

この章でわかる「3つの真実」

  • 【真実①】貨物室の環境は想像以上に過酷(温度38℃超・湿度100%の変動も)
  • 【真実②】犬の体には科学的に証明された負担がかかる(筋肉ダメージ・免疫低下)
  • 【真実③】それでも年間数万頭が安全に移動している(適切な準備で負担軽減可能)
犬 飛行機 貨物室 環境データ 温度26-38度 湿度53-100% 騒音レベル インフォグラフィック

飛行機の貨物室は温度・湿度・騒音が大きく変動する環境です

【真実①】貨物室の環境は本当に過酷なのか?温度・湿度・騒音のデータ

「貨物室って、どんな環境なの?」

これが多くの飼い主さんが最初に抱く疑問ですよね。

結論から言うと、想像以上に変動が激しい環境です。

航空会社は「空調管理をしている」と説明しています。
確かに、飛行中は客室と同じ空調システムで温度・湿度を調整しているんです。

でも、ここに大きな落とし穴があります。

地上での待機時間が最も危険

中国・広州中医薬大学の研究によると、ビーグル犬12匹を対象にした実験で、飛行中の貨物室は26.1℃〜38.6℃の範囲で変動していました。
湿度に至っては53.8%〜100%という極端な変化。

特に注意が必要なのは、地上での待機時間です。
搭乗前の駐機場や、降機後の貨物エリアでは、外気温の影響をモロに受けます。

夏場なら40℃超、冬場なら氷点下になることも。

さらに、騒音の問題もあります。

貨物室は客室と違い、エンジン音や機械音が直接響く空間。
大型掃除機の10倍以上の音量が、数時間続くイメージです。

犬にとって「暗闇×大音量×温度変化」という、苦手な要素が全て揃った環境なんですよね。

気圧の変化も見逃せません。

飛行中の機内は約0.8気圧。
これは富士山5合目(標高2,000m地点)と同じくらいの気圧です。

人間でも耳が詰まったり、頭痛を感じたりする環境。
犬も同じように、体に負担がかかっていると考えられます。

年間どれくらいの犬が飛行機に乗っているの?

「みんな乗せてるから大丈夫」とは言いませんが、実は多くの犬が飛行機を利用しています。

米国運輸省のデータによると、アメリカの主要航空会社では年間約30万頭の動物が輸送されています。
ユナイテッド航空だけで約5万頭、アラスカ航空は15万頭近くという規模。

日本では正確な頭数データは公開されていませんが、ANAとJALを合わせると年間数万頭規模と推定されます。

つまり、「珍しいこと」ではないんですよね。

ただし、これは「安全」を意味するわけではありません。
多くの飼い主が「やむを得ず」選択している移動手段、というのが実態です。

国内と国際線での違い

国内線の場合、フライト時間は1〜2時間程度。
一方、国際線では10時間を超えることも。

長時間のフライトほど、犬への負担は大きくなります。
引越しなどでどうしても国際線を利用する場合は、より慎重な準備が求められます。

【真実②】犬の体に起こる科学的な変化|研究データで見る負担の実態

「飛行機に乗せると、犬の体に何が起こるのか?」

この疑問に答えてくれる研究があります。

中国・広州中医薬大学が行った実験では、ビーグル犬12匹を約4時間の飛行に乗せ、輸送前後で血液検査を実施しました。

結果は、想像以上に深刻なものでした。

①筋肉へのダメージ
輸送直後、CK(クレアチンキナーゼ)という酵素の値が急上昇。
これは筋肉の細胞が壊れている証拠です。

狭いクレートの中で、揺れや振動に耐え続けることで、筋肉に大きな負担がかかったと考えられます。
そして驚くべきことに、この高値は6日間も元に戻りませんでした

②脱水症状
嘔吐防止のため、搭乗前に絶食・絶水させるケースが多いですよね。

実験でも、赤血球の割合が増加していました。
これは体内の水分が減少している、つまり脱水のサイン。

飛行中に給水器から水を飲める環境であっても、不安やストレスで水を飲まない犬もいます。

③免疫機能の低下
白血球の数値が上昇していました。

これは体が「異常事態」と認識して、免疫システムが活性化している状態。
つまり、犬にとって飛行機は「体が警戒モードになるほどのストレス環境」だということです。

回復に6日以上かかる理由

研究では、輸送後6日間観察を続けましたが、多くの数値が輸送前のレベルまで戻りませんでした。

これは「飛行機に乗せる=その後数日間は体調不良が続く可能性がある」ということ。

旅行先で元気がない、食欲がない、というのは単なる環境変化だけではなく、体へのダメージが残っているのかもしれません。

体調を崩しやすい犬種と条件

すべての犬が同じように飛行機の影響を受けるわけではありません。

航空会社が搭乗を制限している犬種や、特に注意が必要な条件があります。

条件 理由 対象例
短頭種 呼吸困難・暑さへの弱さ ブルドッグ、フレンチブル、パグ、シーズー、ペキニーズ等13犬種
年齢 体温調節が未熟・体力不足 生後4カ月未満・7歳以上のシニア犬
持病 症状悪化の可能性 心疾患・呼吸器疾患・てんかん
性格 過度な精神的負担 分離不安・閉所恐怖症・吠え癖が強い犬

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特に短頭種は、ほとんどの航空会社で年間を通じて搭乗不可となっています。

これは過去に、暑さや気圧変化による呼吸困難で体調を崩すケースが多発したため。
航空会社としても、預かることができないという判断です。

また、7歳以上のシニア犬も要注意。
若い頃は平気だったからといって、高齢になってからも大丈夫とは限りません。

妊娠中の犬も搭乗不可

妊娠中の犬は、ほとんどの航空会社で搭乗を断られます。

ストレスや気圧変化が、母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
出産予定の前後1カ月は、飛行機の利用を避けるのが一般的です。

【真実③】航空会社の安全基準と認可システム

ここまで読んで「やっぱり飛行機は怖い」と思った方も多いかもしれません。

でも、真実③も知っておいてください。

年間数万頭の犬が、大きなトラブルなく移動しているという事実です。

ANAの公式データによると、2015年〜2023年の9年間で、ペット全体の健康トラブルは15頭。
このうち犬は13頭でした。

輸送頭数の詳細は非公開ですが、仮に年間1万頭とすると、9年で9万頭。
トラブル発生率は約0.014%という計算になります。

米国運輸省のデータでは、5年間(2015-2019年)で10,000頭中0.78%。
日本より高い数値ですが、それでも99%以上の犬は無事に移動しています。

この差は何か?

一つは「準備の違い」です。
適切な準備をした犬と、そうでない犬では、体への負担が大きく変わるんですよね。

航空会社の安全対策

ANAやJALなどの大手航空会社では、以下の対策を実施しています。

✓ 夏季(5月〜10月)は保冷剤・給水器の取り付けサービス
✓ 搭乗前は空調の効いた場所で保管
✓ 地上スタッフによる定期的な確認
✓ IATA(国際航空運送協会)基準に適合したクレートの使用

完璧ではありませんが、何もしていないわけではないんです。

また、航空会社は「同意書」への署名を求めます。

その内容は「健康トラブルが生じても責任を問わない」というもの。
これを「冷たい」と感じる方もいるかもしれません。

でも逆に言えば、「それだけの負担がかかる可能性がある」と航空会社も認識しているということ。
軽い気持ちで署名するのではなく、その意味をしっかり理解することが大切です。

安心して乗せるための航空会社認可キャリー選び

「それでも飛行機に乗せる必要がある」

引越し、長期移動、海外赴任…やむを得ない事情もありますよね。

そんな時、まず考えるべきは「航空会社認可のキャリー選び」です。

航空会社が認めるキャリーには、厳格な基準があります。

✓ IATA基準に適合した硬質プラスチック・金属製
✓ 十分な通気性(3面以上に通気口)
✓ 安全なロック機構
✓ 給水器を取り付けられる構造
✓ 犬が立つ・座る・回転できる十分なサイズ

普段使っているソフトタイプのキャリーでは、搭乗できません。

透明カプセル型が選ばれる理由

最近人気なのが「透明カプセル型」のキャリー。

犬が外の様子を見られることで、完全な暗闇よりも不安が軽減されるという報告があります。
また、飼い主も搭乗前に愛犬の様子を確認しやすいというメリットも。

航空会社認可を受けているモデルなら、安心して使えます。

\航空会社承認済みの安心設計/


Henkelionのバブルキャリーは、航空会社承認を受けているだけでなく、
透明カプセル部分から犬が外を見られる設計。

完全な暗闇よりも、少しでも視界があるだけで犬の不安は軽減されます。
また、飛行機だけでなく、普段のお出かけやハイキングにも使える汎用性も魅力ですね。

「飛行機のためだけに高価なクレートを買うのは…」と躊躇している方にも、おすすめできる一品です。

「かわいそう」と言わせない!犬を飛行機に乗せる準備リスト完全版

この章でわかる「準備リスト」

  • 搭乗前の6つの準備ステップ(2週間前から始める)
  • 当日の流れと必要書類(同意書の重要性)
  • 持ち物チェックリスト(キャリー・給水器・グッズ)
  • 「乗せない」選択肢(フェリー・ペットホテル比較)
犬 飛行機 準備リスト 6ステップ 健康チェック キャリー 温度対策 給水器 トイレ タイムライン

搭乗2週間前から始める準備ステップで愛犬の負担を軽減

【準備リスト①】搭乗2週間前から始める6つのステップ

飛行機に乗せる準備は、「当日頑張ればいい」ものではありません。

少なくとも2週間前から、計画的に進めることが大切です。

ここでは、段階的に進められる6つのステップをご紹介します。

【ステップ①】健康チェック(2週間前)

まずは、かかりつけの動物病院で健康状態を確認してもらうことも選択肢の一つです。

特に以下の点を相談してみるとよいでしょう。
✓ 飛行機移動に耐えられる体力があるか
✓ 持病や体質的に注意すべき点はないか
✓ 必要なワクチン接種は完了しているか(国際線の場合)

心配な場合は、専門家の意見を聞くことで、安心材料が増えるかもしれません。

【ステップ②】クレート慣れトレーニング(2週間前〜)

これが最も重要なステップです。

普段クレートを使っていない犬にとって、いきなり数時間閉じ込められるのは大きな負担。
まずは「クレート=安心できる場所」と認識させることから始めます。

トレーニングの進め方
・クレートの扉を開けたまま、リビングに設置
・中にお気に入りの毛布やおもちゃを入れる
・自発的に入ったら、おやつでご褒美
・扉を閉める時間を少しずつ延ばす(5分→10分→30分…)
・クレートの中でごはんを食べる習慣をつける

焦りは禁物。犬のペースに合わせて、少しずつ慣れさせていきます。

【ステップ③】温度対策グッズの準備(1週間前)

夏場と冬場で、必要なアイテムが変わります。

夏場(5月〜10月)の対策
・タオルに巻いた保冷剤(航空会社が取り付けサービスを提供している場合も)
・通気性の良いメッシュマット
・無駄な被毛をブラッシングで処理

冬場(11月〜4月)の対策
・愛犬の匂いがついた毛布
・フリース素材のベッド

ただし、カイロなど発熱するアイテムは使用不可です。

【ステップ④】給水器の設置練習(1週間前)

クレートに取り付けるタイプの給水器を、事前に使わせて慣れさせておきます。

普段使っている水入れとは形状が違うため、「どうやって飲むの?」と戸惑う犬も。
家で練習しておけば、本番で水を飲まないという事態を防げます。

【ステップ⑤】トイレトレーニングの調整(数日前)

搭乗前にトイレを済ませることが理想ですが、緊張で出ないこともありますよね。

クレート内にトイレシートを1枚敷いておくことで、万が一の粗相にも対応できます。
ただし、シートを噛んでしまう犬の場合は、敷かない方が安全なケースもあります。

【ステップ⑥】食事タイミングの調整(前日〜当日)

搭乗の6〜8時間前から、食事量を減らすか絶食する方法が一般的です。

これは、揺れによる嘔吐を防ぐため。
ただし、完全な絶食は脱水を招く可能性もあるため、少量の水は与えても問題ないとされています。

心配な場合は、搭乗前に動物病院で皮下補液をしてもらうことも選択肢の一つです。

【準備リスト②】当日の流れと「同意書」の重要性

当日は、通常の搭乗手続きに加えて、ペット輸送の手続きが必要です。

時間に余裕を持って空港に到着しましょう。
推奨は搭乗時刻の1時間30分前。
混雑時はさらに時間がかかることもあります。

当日の流れ(国内線の場合)

①チェックインカウンターで搭乗手続き
②ペット輸送に関する「同意書」に署名
③クレートに入れた愛犬を手荷物カウンターで預ける
④搭乗前、スタッフが空調の効いた場所で保管
⑤出発約1時間前に貨物室へ搬入
⑥到着後、荷物受け取りエリアでクレートを受け取る

国際線の場合は、これに加えて検疫手続きが必要です。

「同意書」の内容を理解していますか?

ANAの同意書には、こう書かれています。

「ペットの輸送にあたり、当該輸送中に発生したペットの健康トラブルについて、貴社に対して一切の責任を問わないことに同意いたします。」

つまり、何か起きても航空会社は責任を負わないということ。

軽い気持ちで署名するのではなく、その意味をしっかり理解することが大切です。
万が一の可能性を受け入れた上で、「それでも乗せる」という判断をしているか?

この問いに、自信を持って「はい」と答えられるか確認してください。

同意書は、各航空会社の公式サイトから事前にダウンロードできます。

✓ ANA「ペットのお預かりに関する同意書」
✓ JAL「ペットの運送における確認書」

当日バタバタせずに済むよう、事前に内容を確認し、記入できる部分は埋めておくことをおすすめします。

【準備リスト③】長時間移動を快適にする必須グッズ

「何を持っていけばいいの?」

バラバラに準備すると、忘れ物が発生しがち。
そこで便利なのが、トラベルセットです。

旅行に必要なアイテムが一式揃っているので、準備の手間が省けます。

W準備漏れゼロの安心セット/


Rubylooの「Doggy Bag™」は、旅行に必要なものが全て揃ったセット。

セット内容
✓ BPAフリーの折りたたみボウル2個(水用・フード用)
✓ 裏地付きフードコンテナ(密閉性が高く、匂い漏れなし)
✓ おやつバッグ(トレーニング用おやつの持ち運びに)
✓ ランチマット(旅行先でも清潔に食事)

これ一つで、飛行機だけでなくキャンプやハイキングにも対応できます。
「飛行機のためだけ」じゃない汎用性が魅力ですね。

最低限必要なアイテムリスト

セットで買わない場合でも、以下は必ず準備しましょう。

給水器(クレート取り付けタイプ)
トイレシート(クレート内に最低1枚)
お気に入りのおもちゃ(匂いのついたぬいぐるみ等)
毛布(愛犬の匂いがついたもの)
迷子札(クレートに取り付け)

特に迷子札は重要。
万が一クレートが開いてしまった時、連絡先がわかれば発見確率が上がります。

【準備リスト④】普段使いもできる拡張可能キャリーの選び方

「飛行機専用のクレート」を買うのは、ちょっともったいない…

そう感じる方におすすめなのが、拡張可能タイプのキャリーリュックです。

通院、災害避難、普段のお出かけにも使える「1つで4役」の優れもの。

\通院・避難・旅行にも使える/


WinSunの拡張キャリーリュックは、小型犬に最適な設計。

おすすめポイント
✓ 大容量なのに軽量設計
✓ 通気性メッシュで夏も安心
✓ 拡張機能で狭い空間が苦手な犬もOK
✓ 旅行・通院・交通機関・避難用の4役

特に「拡張機能」が便利。
飛行機では通常サイズ、普段は広げて使うという使い分けができます。

「1つで全部カバー」のコスパの良さも魅力ですね。

商品名 用途 特徴 こんな人に
Henkelion バブルキャリー 飛行機メイン 航空会社認可・透明カプセル 飛行機移動が確定している
Rubyloo Doggy Bag 旅行全般 フード・ボウル一式セット 旅行グッズを一から揃えたい
WinSun 拡張リュック 多目的 通院・災害・普段使い4役 汎用性重視・コスパ派

※横にスクロールできます→

【準備リスト⑤】「乗せない」選択肢も検討しよう

ここまで読んで、「やっぱり飛行機は不安」と感じた方もいるでしょう。

それなら、「乗せない」選択肢も検討してみませんか?

実は、飛行機以外にも移動手段はあります。

犬 移動手段 比較 飛行機 フェリー 車 ペットホテル メリット デメリット 費用 時間 ストレス

移動手段ごとの特徴を比較して最適な選択を

①フェリー(一緒に過ごせる)

太平洋フェリーなど、個室プランがある船会社では、犬と一緒に客室で過ごせます。

✓ メリット:飼い主のそばで移動できる・広い空間・デッキで散歩も可能
✓ デメリット:時間がかかる(東京→北海道で約30時間)・船酔いの可能性
✓ 向いている犬:船酔いしない犬・時間に余裕がある旅行

船なら、飛行機のような極端な温度変化もありません。
北海道や九州への移動なら、検討する価値ありです。

②車(自由度が高い)

3〜5時間圏内の移動なら、車が最も負担が少ない方法。

✓ メリット:休憩自由・トイレも自由・エアコン調整可能・費用が安い
✓ デメリット:運転の負担・長時間は疲れる・車酔いの可能性
✓ 向いている犬:車慣れしている犬・短〜中距離移動

ただし、長時間運転は飼い主への負担も大きいですよね。
無理のない範囲での利用がおすすめです。

③ペットホテル(預ける選択肢)

「旅行に連れて行かない」という選択肢も、時には最善策。

✓ メリット:専門スタッフが常駐・環境変化なし・負担ゼロ
✓ デメリット:寂しさ・費用(1泊3,000〜5,000円)・社交性が必要
✓ 向いている犬:社交的な犬・短期間の預かり

特に、動物病院併設のペットホテルなら、万が一の時も安心です。
旅行が3〜4日程度なら、預けた方が犬にとって楽なケースもあります。

移動手段 メリット デメリット 向いている犬
飛行機 速い・遠距離OK 負担大・気をつけたいポイントあり 健康な成犬
フェリー 一緒に過ごせる 時間かかる 船酔いしない犬
自由度高い 運転負担・距離制限 車慣れしている犬
ペットホテル 専門スタッフ 寂しさ 社交的な犬

※横にスクロールできます→

【準備リスト⑥】緊急時の対応と飼い主の心構え

最後に、知っておくべき「万が一」の話をします。

2024年1月2日、羽田空港でトラブルが発生しました。
この時、貨物室のペット2匹が影響を受けたことは、多くのメディアで報道されましたね。

航空会社の規定では、緊急避難時にペットは持ち出し不可となっています。

人命が最優先。
これは当然のルールですが、飼い主としては辛い現実です。

「万が一」の確率は低い。
でも、ゼロではない。

この事実を、どう受け止めますか?

飼い主が持つべき心構え

飛行機に乗せるかどうか、最終判断をする前に自問してください。

✓ 本当に飛行機でなければダメか?
✓ 愛犬の健康状態は万全か?
✓ 予期せぬ事態を受け入れられるか?

これら全てに「はい」と答えられるなら、準備を進める。
一つでも迷いがあるなら、別の方法を検討する。

「かわいそう」かどうかは、データと準備、そして飼い主の覚悟で決まります。
知った上で選ぶ。それが愛犬への責任です。

同意書に署名する瞬間、もう一度考えてください。

「本当にこれでいいのか?」

迷いがあるなら、搭乗を見送る勇気も必要です。
逆に、覚悟を決めたなら、この記事で紹介した準備を全て行う。

中途半端が最も危険なんです。

最終チェックリスト

搭乗前日に、もう一度確認しましょう。

□ クレートに2週間以上慣れている
□ 健康状態に問題がない
□ 給水器・トイレシート・毛布・おもちゃを準備
□ 迷子札を取り付けた
□ 同意書の内容を理解している
□ 緊急時の対応を理解している
□ 本当に飛行機が必要か、再度検討した

全てチェックできたら、あとは愛犬を信じるだけです。

よくある質問(Q&A)

Q1
犬を飛行機に乗せるのは本当にかわいそうなの?

一概に「かわいそう」とは言えません。貨物室の環境は温度26〜38℃、湿度53〜100%と変動が激しく、犬の体には負担がかかります。しかし、年間数万頭の犬が適切な準備により安全に移動しています。ANAのデータでは9年間でトラブル発生率は約0.014%。重要なのは、犬の健康状態・年齢・犬種を考慮し、2週間前からクレート慣れなどの準備を徹底することです。

Q2
飛行機に乗せてはいけない犬種は?

短頭種(ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、シーズー、ペキニーズなど13犬種)は、ほとんどの航空会社で年間を通じて搭乗不可です。呼吸困難のリスクが高いためです。また、生後4カ月未満の子犬、7歳以上のシニア犬、妊娠中の犬、心疾患・呼吸器疾患・てんかんなどの持病がある犬、分離不安や閉所恐怖症の犬も避けるべきです。

Q3
飛行機に乗せる準備はいつから始めればいい?

搭乗2週間前から準備を始めることを推奨します。具体的には、①健康チェック、②クレート慣れトレーニング(最重要)、③温度対策グッズの準備、④給水器の設置練習、⑤トイレトレーニングの調整、⑥食事タイミングの調整の6ステップです。特にクレート慣れは時間がかかるため、早めに開始してください。当日だけの準備では愛犬への負担が大きくなります。

Q4
飛行機の貨物室は何度くらいになるの?

中国・広州中医薬大学の研究によると、飛行中の貨物室は26.1℃〜38.6℃の範囲で変動し、湿度は53.8%〜100%と極端に変化します。特に危険なのは地上での待機時間で、夏場は40℃超、冬場は氷点下になることもあります。飛行中は客室と同じ空調システムで管理されていますが、地上では外気温の影響を直接受けるため、搭乗時期の選択も重要です。

Q5
飛行機に乗せた後、犬の体にどんな影響が出る?

科学的研究では、①筋肉ダメージ(CK値の上昇)、②脱水症状、③免疫機能の低下が確認されています。特に筋肉ダメージを示すCK値は、輸送後6日間も元に戻らなかったというデータがあります。これは「飛行機に乗せる=その後数日間は体調不良が続く可能性がある」ことを意味します。旅行先で元気がない、食欲がないという症状は、単なる環境変化だけでなく体へのダメージが残っている可能性があります。

Q6
航空会社認可のキャリーの条件は?

航空会社認可キャリーの条件は、①IATA基準に適合した硬質プラスチック・金属製、②3面以上の通気口、③安全なロック機構、④給水器を取り付けられる構造、⑤犬が立つ・座る・回転できる十分なサイズです。普段使っているソフトタイプのキャリーでは搭乗できません。透明カプセル型のキャリーは、犬が外の様子を見られるため不安軽減効果があり、最近人気です。

Q7
同意書に署名すると、何が起きても航空会社は責任を取らないの?

はい、その通りです。ANAの同意書には「輸送中に発生したペットの健康トラブルについて、一切の責任を問わない」と明記されています。これは「それだけの負担がかかる可能性がある」と航空会社も認識している証拠です。軽い気持ちで署名するのではなく、万が一の可能性を受け入れた上で「それでも乗せる」という覚悟が必要です。同意書は各航空会社の公式サイトから事前にダウンロードし、内容を十分に理解してください。

Q8
飛行機以外の移動手段はどんなものがある?

主な代替手段は①フェリー(個室プランなら一緒に過ごせる)、②車(3〜5時間圏内なら最適)、③新幹線(飼い主のそばで移動可能)、④ペットホテル(預ける選択肢)があります。フェリーは時間がかかりますが犬への負担が少なく、車は自由度が高いですが運転の負担があります。旅行が3〜4日程度なら、信頼できるペットホテルに預けた方が犬にとって楽なケースもあります。距離・時間・犬の性格に応じて最適な方法を選択してください。

Q9
搭乗前に犬に食事を与えてもいい?

搭乗の6〜8時間前から食事量を減らすか絶食することが一般的です。これは揺れによる嘔吐を防ぐためです。ただし、完全な絶食は脱水を招く可能性もあるため、少量の水は与えても問題ないとされています。心配な場合は、搭乗前に動物病院で皮下補液をしてもらうことも選択肢の一つです。夏場は特に脱水に注意が必要ですが、多すぎる水分も機内での排泄につながるため、適量の見極めが重要です。

Q10
飛行機に乗せるかどうか迷っている時の判断基準は?

以下の3つの質問に全て「はい」と答えられるか確認してください。①本当に飛行機でなければダメか?、②愛犬の健康状態は万全か?、③予期せぬ事態を受け入れられるか? 一つでも迷いがあるなら、別の方法を検討すべきです。特に短頭種・シニア犬・持病がある犬・分離不安が強い犬は避けるべきです。「かわいそう」かどうかは、データと準備、そして飼い主の覚悟で決まります。知った上で選ぶことが愛犬への責任です。


参考文献・出典

  • 出典:ANA公式サイト「ペット輸送について」「過去の事例について」
  • 出典:JAL公式サイト「ペットとおでかけサービス」「事例について」
  • 出典:米国運輸省「動物輸送データ(2015-2019年)」
  • 出典:中国・広州中医薬大学「Effect of flight transport stress on blood parameters in beagles」
  • 出典:IATA(国際航空運送協会)「ペット輸送基準」
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