「ストーブの前から猫が離れない…毛やひげが焦げないか心配」
「猫がストーブの上に乗ろうとして、ヒヤッとした」
猫のストーブガードは、ストーブ全体を囲える屋根付きのタイプを選ぶのが安心です。猫は高い所に飛び乗るのが得意なので、まわりを囲うだけのガードでは、上に乗ってしまうことがあるからです。
ただし、屋根付きのガードは反射式の石油ストーブ用が中心です。ファンヒーターやオイルヒーターには、それぞれに合うガードを選びましょう。
この記事では、猫とストーブの危険、暖房器具ごとの対策、ストーブガードの選び方とおすすめ6選、手作りする時の注意点までまとめました。
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最終更新日:2026年10月21日
記事の読了時間:約11分
- ● 猫とストーブの危険:やけどや毛の焦げ、上に乗る危なさと、暖房器具ごとの対策
- ● ストーブガードの選び方:屋根付きと三方式、四方式の違いや、サイズの測り方
- ● おすすめ6選:暖房器具の種類に合わせて選べるストーブガード
暖房器具に合わせて選ぶ、猫のストーブガード5選
反射式ストーブなら1位、2位/ファンヒーターなら4位/オイルヒーターなら6位
猫とストーブの危険とは?猫のストーブガードが必要な理由
猫のストーブガードは、猫がストーブの熱い部分に直接さわれないようにするための柵です。寒い日の猫は、ストーブの前から離れなくなることもあります。飼い主さんが見ていない間も近づけるので、ガードで距離をとっておくと安心です。
毛やひげが焦げる、やけどをする
ストーブのすぐそばに長くいると、毛やひげが熱で焦げることがあります。熱い部分に体が触れると、やけどをするおそれもあります。猫の体は毛に覆われているので、皮膚の様子は外から分かりにくいものです。
⚠️ やけどをしたかもしれない時は
自分で手当てをせず、すぐに動物病院に相談しましょう。
ストーブの上に乗る、飛び乗る
猫は高い所に飛び乗るのが得意です。製品評価技術基盤機構(NITE)も、特に猫は高い位置にある製品にも飛び乗れるので注意するよう呼びかけています。
反射式の石油ストーブは、上の面も熱くなります。上に乗った時にやけどをしたり、驚いて飛び降りた拍子に物を倒したりするおそれがあります。
ガードがないと火事の原因になることも
NITEによると、2013〜2022年度に報告されたペットが関わる製品事故61件のうち、約9割が火災になっていました。ペットが電気ストーブを倒し、近くにあった枕に火がついた例も紹介されています。
猫がぶつかって倒したり、上の物を落としたりしないよう、ストーブはガードで囲っておきましょう。
暖房器具別の猫のストーブ対策
猫と暖房器具の組み合わせで気をつけたい点を、表にまとめました。ガードが使えるかどうかは、暖房器具とガードの両方の取扱説明書で確かめてください。
石油ストーブとファンヒーターの場合
反射式の石油ストーブは、前と上の面が熱くなります。猫が上に乗る心配があるなら、屋根付きのガードを選びましょう。丸い筒の形をした対流式のストーブには、反射式用のガードが使えないことが多いので、対応する種類を必ず確かめてください。
石油ファンヒーターは、前の吹き出し口から熱い風が出ます。ファンヒーター用のガードや、吹き出し口だけを囲うガードを選びましょう。
電気ストーブとオイルヒーターの場合
東京消防庁管内では、2018年にストーブが原因で起きた住宅火災のうち、半分以上が電気ストーブによるものでした(東京都生活文化局)。猫が倒したり、近くの物が触れたりしないよう、安定した場所に置き、燃えやすい物から離しましょう。
オイルヒーターは火を使いませんが、表面は熱くなります。デロンギも、表面に長く触れるとやけどにつながると案内しています。猫が寄りかかって寝ないよう、専用のガードを使うと安心です。
こたつやホットカーペットも使い方に注意
こたつやホットカーペットは、猫が長い時間もぐったり寝そべったりしやすい暖房です。温度を上げすぎず、ときどき猫の様子を見てあげましょう。
猫用ストーブガードの選び方
屋根付きが安心な理由
屋根付きのガードは、まわりだけでなく上もおおうので、猫がストーブの上に乗ったり、上からガードの中に入ったりするのを防ぎやすくなります。グリーンライフの商品説明でも、屋根付きにすることで、猫や犬が上からガードの中へ入るのを防ぐと説明されています。
上から物が落ちにくい点もよいところです。
ストーブガードの4つのタイプの違い

ストーブのサイズを測ってから選ぶ

ガードには、使えるストーブの大きさが決まっています。たとえばアイリスオーヤマのSTG-650Nは、幅55×奥行40cm以内の石油ストーブ用です。買う前に、ストーブの幅、奥行き、高さを測っておきましょう。
ストーブとガードの間には、すき間をあける決まりもあります。STG-650Nの場合は、前は10cm以上、左右は均等に5cm以上あけるよう案内されています(商品ページ)。すき間の決まりは商品ごとに違うので、取扱説明書を確かめてください。
柵のすき間と、ガードの熱くなりにくさ
柵のすき間が広いと、猫が頭や前足を入れてしまうことがあります。グリーンライフのわんにゃん屋根付きストーブガードは、猫や犬が入りにくいよう柵の間隔を35mm未満にしています。それでも、口コミでは「体は入らないが前足は入る」という声も見られます。
ガード自体の熱さにも気をつけましょう。ファンヒーター用のガードには、前面に熱くなりにくい植毛仕上げのものがあります。
倒れにくさと、給油のしやすさ
猫がガードに体当たりしても動きにくいよう、固定できるものを選びましょう。わんにゃん屋根付きストーブガードは、ストーブの重さで固定する金具が付いています。
毎日使うものなので、給油や操作のしやすさも大事です。屋根を開けて給油できるタイプや、前の扉からスイッチを操作できるタイプなら、ガードを動かさずに使えます。
猫のストーブガードおすすめ6選
6つの商品を、タイプと合う暖房器具、価格で比べました。使えるストーブの大きさは、それぞれの商品の説明で紹介しています。価格は2026年10月時点のAmazonの目安です。
迷ったら、暖房器具に合わせてこの3つから
1位:【反射式で上に乗る猫に】グリーンライフ わんにゃん屋根付きストーブガード
赤ちゃんだけでなく、猫や犬も守れるように作られた屋根付きのストーブガードです。柵の間隔を35mm未満にし、屋根で上もおおっているので、猫が上に乗ったり、上からガードの中に入ったりするのを防ぎやすい作りです。
柵の間隔35mm未満
前にスライドドア
反射式専用
使えるのは反射式の石油ストーブだけで、大きさは幅52×奥行33×高さ71cmまでです。外寸は幅70×奥行52×高さ84cm、重さは約5kgです(メーカー)。屋根を開けて給油でき、前のスライドドアからストーブを操作できます。
○ よい点
- 上までおおえて、猫が上に乗りにくい
- ガードを動かさずに給油や操作ができる
- ストーブの重さで固定する金具付き
△ 気になる点
- 反射式の石油ストーブ専用
- 口コミでは「前足はすき間から入る」「底に傷防止のゴムがない」という声も
- 屋根があるので、天板でお湯をわかす使い方はできない
おすすめ商品:グリーンライフ わんにゃん屋根付きストーブガード YSG-NP(BR)
猫が上に乗る心配がある家に、まず検討したい屋根付きのガードです。反射式の石油ストーブを使っている家に向いています。
\ 上に乗る猫が心配なら、まず屋根付き /
2位:【反射式で価格をおさえて屋根付きに】グリーンライフ 屋根付きストーブガード
わんにゃんタイプより価格が手ごろな、反射式の石油ストーブ用の屋根付きガードです。柵のすき間の細かさや固定金具を重視するならわんにゃんタイプ、価格をおさえたいならこちらを選ぶとよいでしょう。
折りたたみ式
反射式専用
使えるストーブの大きさは、幅52×奥行33×高さ71cmまでです(商品ページ)。メーカーは、対流式のストーブや、石油とガスのファンヒーターには使えないと案内しています。
○ よい点
- 屋根付きで、上に乗る対策ができる
- わんにゃんタイプより手ごろ
- 折りたたんで片付けられる
△ 気になる点
- 反射式の石油ストーブ専用
- 猫や犬向けの柵の間隔の説明はない
おすすめ商品:グリーンライフ 屋根付きストーブガード YSG-N
屋根付きのガードを、少しでも価格をおさえて選びたい家に向いています。
\ 屋根付きを手ごろな価格で /
3位:【上に乗らない猫と予算重視に】アイリスオーヤマ ストーブガード STG-650N
石油ストーブの前後左右を囲う、四方式のストーブガードです。屋根はないので、上は空いています。価格が手ごろで、口コミの数も多い定番の商品です。
石油ストーブ用
小さめのSTG-580Nもあり
本体は幅約65×奥行約55×高さ約71cmで、幅55×奥行40cm以内の石油ストーブに使えます。対流式のストーブやファンヒーターには使えません。ストーブが小さめなら、幅48×奥行38cm以内用のSTG-580Nもあります(アイリスオーヤマ)。
○ よい点
- 手ごろな価格
- 石油ストーブのまわりをしっかり囲える
- ストーブの大きさに合わせてサイズを選べる
△ 気になる点
- 屋根がないので、猫が上に乗る対策にはならない
- 対流式やファンヒーターには使えない
おすすめ商品:アイリスオーヤマ ストーブガード STG-650N
まずは手ごろなガードを置きたい家に向いています。猫が上に乗る心配がある時は、屋根付きのガードを選びましょう。
\ 屋根なしでもよければ、手ごろな定番 /
4位:【石油ファンヒーターに】グリーンライフ ファンヒーターガード FG-SN
石油ファンヒーターと反射式の石油ストーブに使える、四方式のガードです。前のパネルは熱くなりにくい植毛仕上げで、床とのすき間も低めに作られています。
前面は植毛仕上げ
上下スライド扉
使える大きさは、石油ファンヒーターが幅51×奥行41×高さ71cmまで、反射式ストーブが幅52×奥行33×高さ71cmまでです(商品ページ)。開け口は上下にスライドする扉で、ストーブの操作がしやすい作りです。ガスファンヒーターや対流式のストーブには使えません(メーカー)。
○ よい点
- 前面が熱くなりにくい植毛仕上げ
- ファンヒーターと反射式ストーブの両方に使える
- 扉からスイッチを操作できる
△ 気になる点
- 屋根付きではない
- ガスファンヒーターと対流式には使えない
おすすめ商品:グリーンライフ ファンヒーターガード FG-SN
石油ファンヒーターを使っている家に向いています。
\ ファンヒーターにも反射式ストーブにも使える /
5位:【吹き出し口だけ手軽に】山善 ファンヒーター吹き出し口ガード RFG-54
ファンヒーターの吹き出し口の前だけを囲う、コンパクトなガードです。前面は熱くなりにくい植毛仕上げで、幅を変えられるので、いろいろなファンヒーターに取り付けられます。
幅42〜54.5cm
前面は植毛仕上げ
大きさは幅42〜54.5×奥行17.5×高さ19cmです(商品ページ)。ノブで固定して取り付けるタイプで、場所をとりません。
○ よい点
- 場所をとらない
- 幅を調整できる
- 吹き出し口に直接触れにくくなる
△ 気になる点
- 本体の上や横は囲えない
- 猫が本体の上に乗る家では、別の対策も必要
おすすめ商品:山善 ファンヒーター吹き出し口ガード RFG-54
吹き出し口だけを守りたい家や、大きなガードを置く場所がない家に向いています。
\ 吹き出し口だけ手軽にガード /
6位:【オイルヒーターに】グリーンライフ オイルヒータ専用ガード OHG-72
オイルヒーターのまわりを囲う、専用のガードです。前面を除く全方向で、ヒーターとの距離を約10cmに保てる作りです(商品ページ)。
前面パネルが動く
タオルハンガー付き
外寸は幅44×奥行72×高さ81.5cm、重さは約3.7kgで、幅20×奥行57×高さ68cmまでのオイルヒーターに使えます(メーカー)。前面のパネルが動くので、ヒーターの操作もしやすい作りです。
○ よい点
- 猫がオイルヒーターに寄りかかるのを防ぎやすい
- ヒーターとの距離を約10cmに保てる
- 前面パネルが動いて操作しやすい
△ 気になる点
- オイルヒーター専用
- 使えるヒーターの大きさが決まっているので、先に測る必要がある
おすすめ商品:グリーンライフ オイルヒータ専用ガード OHG-72
オイルヒーターを使っている家に向いています。
\ オイルヒーターへの寄りかかりを防ぐ /
猫のやけどを防ぐ、ストーブガードの使い方と注意点
留守番中や寝る時はストーブを消す
NITEは、ペットによる火災を防ぐために、出かける時は電源を切る、目を離す時や出かける時はペットをケージに入れる、といった対策をすすめています。東京都も、寝る時やその場を離れる時はスイッチを切る習慣をつけるよう呼びかけています。
💡 猫だけで留守番させる時の過ごし方に迷ったら、こちらも参考にしてください。
洗濯物やタオルをガードにかけない
東京都は、電気ストーブの上に衣類を干したまま出かけ、落ちた衣類から火が出た例を紹介しています。ガードの上や近くに、燃えやすい物を置かないようにしましょう。オイルヒーター用のガードのように、メーカーがタオルハンガーを付けている商品は、取扱説明書の使い方を守ってください。
給油や掃除の時は猫を別の部屋に
給油や掃除でガードを開けている間は、猫がストーブに近づきやすくなります。作業の間だけ、猫を別の部屋に移しておくと安心です。
猫がストーブガードの上に乗る時は
屋根のないガードだと、猫がガードの上によじ登ることがあります。上に乗る様子があれば、屋根付きのガードに替えましょう。ガードのそばに、踏み台になる家具や箱を置かないことも大切です。
ストーブガードは手作りできる?100均で作る時の注意点
100円ショップのワイヤーネットを結束バンドでつなぎ、箱の形に組み立てて手作りする方法があります。上も同じネットでおおえば、猫が上に乗るのを防ぐ形にできます。
⚠️ 手作りする時に気をつけたいこと
- 熱で変形したり溶けたりする素材を使わない(結束バンドやプラスチックの部品は、ストーブの近くでは特に注意)
- ストーブとのすき間は、ストーブの取扱説明書の決まりを守る
- 上もおおい、猫が入れるすき間を作らない
- 猫が体当たりしても倒れないよう、しっかり固定する
市販のガードは、使えるストーブの大きさやすき間の決まりがはっきりしています。毎日使うものなので、手作りは一時的な対策にとどめ、市販品を選ぶと安心です。
ストーブ以外でできる猫の寒さ対策
猫用のベッドやドーム型のハウスに毛布を入れておくと、猫が自分で暖かい場所を選べます。
💡 ドーム型など、猫が落ち着ける暖かい居場所を探している方は、こちらで比べています。
ペット用のヒーターを使う時は、猫がコードをかじらないよう、カバーを付けたり家具の裏に通したりしましょう。
💡 ストーブを消した後の夜の寒さ対策は、こちらで紹介しています。
猫とストーブガードのよくある質問
A:猫は暖かい場所が好きなので、ストーブの前で過ごすのは珍しいことではありません。ただ、近づきすぎると毛やひげが焦げたり、やけどをしたりするおそれがあります。ガードで距離をとり、ときどき毛が熱くなりすぎていないか触って確かめましょう。
A:いいえ、猫だけで留守番させる時はストーブを消しましょう。ガードを付けても、倒れる、物が落ちるといった事故を完全には防げません。くわしくは「留守番中や寝る時はストーブを消す」で紹介しています。
A:屋根付きのガードに替えるのがおすすめです。屋根のないガードの上に乗ると、熱いストーブのすぐ上にいることになります。
A:猫が近づく家なら、付けておくと安心です。ファンヒーターは吹き出し口から熱い風が出るので、ファンヒーター用のガードや吹き出し口ガードを使いましょう。
A:「対流式に対応」と書かれたガードを選びましょう。この記事で紹介した屋根付きのガードやSTG-650Nは、対流式には使えません。ストーブとガードの取扱説明書で、使える種類とすき間の決まりを確かめてから選んでください。
まとめ
猫のストーブガードを選ぶなら、上までおおえる屋根付きがいちばん安心です。
- ● 選び方:使っている暖房器具の種類と大きさに合うものを選ぶ
- ● 反射式の石油ストーブ:猫が上に乗る心配があるなら屋根付き
- ● ファンヒーターやオイルヒーター:それぞれ専用のガードを使う
- ● 使い方:留守番中や寝る時はストーブを消し、ガードに洗濯物をかけない
ガードと毎日の気配りをセットにして、猫と一緒に冬を暖かく過ごしましょう。
\ 暖房器具に合わせて選ぶならこの3つ /
参考資料と出典
- ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な獣医療アドバイスではありません。愛猫の体調やケガに不安がある場合は、自己判断せず必ず獣医師や専門機関にご相談ください。
- ※暖房器具とストーブガードは、必ずそれぞれの取扱説明書に従って使用してください。
- ※紹介している商品の価格や仕様は、2026年10月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
- ※本記事で紹介した商品やサービスの利用によって生じた損害等について、当サイトは一切の責任を負いかねます。

