「帰省に猫を連れて行きたいけど、新幹線に乗せてもいいの?」
「車内で鳴いたらどうしよう…周りにうるさいと思われないか心配」
猫は新幹線に乗せられます。全身が入るキャリーに猫を入れ、乗る駅の改札口で「手回り品きっぷ」(1ケースにつき290円)を買えば乗れます。
ただし、キャリーの大きさと重さには決まりがあり、抱っこやスリングでは乗れません。
この記事では、JRのルール、きっぷの買い方、座席の選び方、1週間前から当日までの準備、車内で鳴いた時の対処法、新幹線で使えるおすすめのキャリーまでまとめました。
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最終更新日:2026年10月21日
記事の読了時間:約11分
- ● 猫と新幹線のルール:料金、キャリーのサイズと重さ、手回り品きっぷの買い方
- ● 乗る前と車内での対策:座席の選び方、準備のチェックリスト、鳴いた時の対処法
- ● おすすめキャリー5選:3辺の合計が120cm以内に収まる猫用キャリー
新幹線の規定サイズに収まる、猫用キャリー5選
しっかり守るならハード(1位、2位)/荷物を軽くするならソフト(3位)/両手を空けたいならリュック(4位、5位)
猫は新幹線に乗れる?料金と基本ルール
新幹線に猫を乗せる時は、猫を専用のキャリーに入れて「手回り品」として持ち込みます。猫の分の乗車券を買うのではなく、キャリー1つごとに「手回り品きっぷ」を買う仕組みです。
まずは、JRのルールを表で確認しておきましょう。
※2026年10月時点で、JR東日本、JR東海の案内と旅客営業規則で確かめた内容です。ルールは変わることがあるので、乗る前に乗車するJR会社の案内も確認しましょう。
新幹線へのペット持ち込み料金は、猫1ケースにつき290円
JRの規則では、手回り品の料金は「1回の乗車ごとに、1個について290円」と決められています。新幹線でも在来線でも同じで、乗る距離が長くても変わりません。
行きと帰りでそれぞれ買うので、キャリー1つなら往復で290円×2回の580円です。
犬猫共通のキャリーのサイズと重さの決まり
キャリーは、縦、横、高さの3辺を足して120cm以内のものを使います。重さは、キャリーと猫を合わせて10kg以内です。このルールは、犬も猫も同じです。
キャリー自体にも重さがあるので、猫の体重だけで考えないようにしましょう。たとえば本体が約1.8kgのキャリーなら、猫の体重が約8.2kgをこえると、合計で10kgをオーバーします。
今あるキャリーが120cmをこえる時や、これから買う時は、規定内に収まるキャリーをおすすめ5選で紹介しています。
💡 犬と一緒に新幹線で移動する予定がある方は、こちらも参考にしてください。
猫の座席は買えない、抱っこやキャリーから出すのもNG
猫は手回り品として持ち込むため、キャリーを置くために座席をもう1つ買うことはできないとされています。
また、駅の構内や車内では、猫をキャリーから出せません。抱っこしたり、顔だけ出したりするのもNGです。布製で形が固定されないスリングは、全身が入っていても使えないと報じられています。
猫が2匹以上の場合は?
猫が2匹いる時は、1匹ずつキャリーに入れ、キャリーごとに手回り品きっぷを買うのが基本です。2つなら290円のきっぷが2枚になります。
1つのキャリーに2匹を入れたい場合は、120cmと10kgの範囲に収まるかに加えて、入れてよいかを乗る駅の係員に確認しましょう。狭いキャリーに2匹が入ると、ケンカをしたり暑くなったりすることもあるので、別々にしてあげるほうが安心です。
猫の手回り品きっぷの買い方と、新幹線に乗るまでの流れ
当日の流れは、次の5つです。

- 1
乗車券と特急券を用意する自分のきっぷは、先にいつもどおり買っておきます。
- 2
改札口で係員に申し出る自動改札ではなく、係員のいる改札で「猫の手回り品きっぷをお願いします」と伝えます。降りる駅も聞かれるので、答えられるようにしておきましょう。
- 3
キャリーを確認してもらう係員が、キャリーの大きさや重さ、猫の全身が入っているかを確認します。
- 4
290円を払う支払いは現金のみと報じられているので、小銭を用意しておきましょう。
- 5
きっぷをキャリーに付けるきっぷはキャリーの見やすい所に付けます。付けにくい時は、すぐ見せられるように持っておきましょう。
猫を新幹線に乗せる時の座席の選び方
座席を選ぶ時は、次の3つを意識すると、猫も飼い主さんも落ち着いて過ごしやすくなります。
デッキに出やすい通路側の席を選ぶ
猫が鳴きやまない時にすぐデッキ(客室の外)へ移れるよう、通路側の席を選んでおきましょう。デッキまでの距離が近い、車両の前や後ろのほうの席もおすすめです。
指定席を取り、混む日や時間帯を避ける
猫を連れている時は、座れないと困るので、指定席を取っておきましょう。
年末年始やお盆は、特に混み合います。できれば混み合う日や時間帯を避けて予約すると、猫にも周りの人にも負担が少なくなります。
キャリーは足元に置く
キャリーは足元に置くのがおすすめです。荷物棚より猫の様子を見やすく、声もかけやすくなります。重さのあるキャリーを荷物棚に載せると、落ちる心配もあります。
東海道、山陽、九州新幹線では、客室のいちばん後ろの席の後ろにあるスペースは「特大荷物スペースつき座席」として予約制になっています。予約していない時は、そこにキャリーを置かないようにしましょう。乗る路線の置き場所のルールは、JR各社の案内で確認してください。
猫を新幹線に乗せる前の準備|1週間前から当日までのチェックリスト
新幹線での移動は、猫にとって知らない音やにおいばかりです。前もって準備しておくと、当日の不安を減らせます。
1週間前:キャリーに慣らしておく
キャリーを部屋に出しっぱなしにして、扉を開けておきます。中にいつものタオルを入れたり、おやつを置いたりして、「キャリーは安心できる場所」と覚えてもらいましょう。
慣れてきたら、キャリーに入れて家の中を歩いたり、車で近所を少し回ったりして、移動の練習をしておきます。キャリーを新しく買うなら、慣らす時間をとれるよう、乗る日の1週間以上前には届くようにしておきましょう。
前日:持ち物をそろえる
前日のうちに、持ち物をそろえておきましょう。キャリーの扉やロックがしっかり閉まるかも、確かめておくと当日慌てずにすみます。
当日:ご飯と水、トイレを済ませておく
乗り物で酔って吐いてしまうこともあるので、ご飯は出発の数時間前に、いつもより少なめに済ませるのがおすすめです。車内ではキャリーを開けられないので、水は出発前に飲ませておき、トイレも済ませておきましょう。
キャリーの底にはペットシーツを敷き、その上にいつものタオルを入れておきます。
新幹線で猫が鳴いた時の対処法|うるさいと思われないために
猫が車内で鳴くのは、多くの場合、知らない音やにおいで不安になっているためです。叱らずに、落ち着かせてあげましょう。
キャリーに布をかけて暗くする
猫は、暗くて狭い場所にいると落ち着きやすい動物です。キャリーに布をかけて、外が見えないようにしてあげましょう。カーテン付きのTresbroや、カバー付きのPecuteなら、手軽に中を暗くできます。
ただし、通気口までふさがないように気をつけてください。布をかけると中が暑くなりやすいので、ときどき様子を確かめましょう。ぐったりしているなど様子がおかしい時は、着いてから早めに動物病院に相談してください。
落ち着いた声で話しかける
飼い主さんの声を聞くと、安心する猫もいます。キャリーの近くで、小さな声でゆっくり話しかけてあげましょう。
キャリーの外からあげられるおやつや、おもちゃを用意しておくのもよい方法です。ただし、乗り物に酔いやすい子には、おやつを控えましょう。
鳴きやまない時はデッキに移る
声をかけても鳴きやまない時は、キャリーを持ってデッキに移りましょう。少し静かな場所で過ごすうちに、落ち着くこともあります。
キャリーの中で「シャー」と声を出す時は、怖くて身を守ろうとしているサインです。無理にのぞきこまず、そっとしておきましょう。
💡 猫が「シャー」と鳴く気持ちや、その時の接し方はこちらで紹介しています。
周りの人への気配りも忘れずに
車内には、猫アレルギーの人や動物が苦手な人もいます。座る時に隣の人へ「猫を連れています」とひと声かけておくと、トラブルになりにくくなります。
抜け毛が飛ばないように、出発前にブラッシングをしておくのもおすすめです。
新幹線で使える猫用キャリーの選び方
キャリー選びでは、まず前の章の決まりに収まるかを確かめます。人気のキャリーでも、3辺の合計が120cmをこえる商品もあるので、買う前に必ず確かめましょう。
サイズは3辺の合計と重さを測る
キャリーのサイズは、幅、奥行き、高さの3辺を足して計算します。持ち手やポケットなど、出っぱった部分も含めて測っておくと確実です。

重さは、猫を抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引けば分かります。その数字にキャリーの重さを足して、10kg以内か確かめましょう。
ハード、ソフト、リュックの違い
猫用キャリーには、大きく分けてハード、ソフト、リュックの3つのタイプがあります。それぞれの特徴を表にまとめました。
空気の通りと扉のロックも確かめる
長い時間を過ごすので、メッシュの窓があり、空気が通りやすいものを選びましょう。
中が見えすぎると落ち着かない猫もいます。カバーやカーテンで中を暗くできるものだと、車内で使いやすくなります。
扉が上と前の2か所にあると、猫を出し入れしやすくなります。扉やファスナーにロックがあるかも、脱走を防ぐために確かめておきましょう。
新幹線におすすめの猫用キャリー5選
まずは比較表で、違いを確かめてみてください。
※価格は2026年10月時点のAmazonの目安です。サイズと対応する体重は各商品ページの表記をもとにしています。本体の重さは、各商品の紹介で確認できます。
迷ったら、使い方に合わせてこの3つから
1位:【しっかり守るハードタイプ】リッチェル キャンピングキャリーファインR ダブルドア S
上と前に扉がある、ハードタイプのキャリーです。丈夫なプラスチック製で形がくずれにくく、混んだ車内でも猫を守りやすい作りです。
上と前に扉
8kgまで
サイズは約32.5×47.5×29.5cmで、3辺の合計は約109.5cmです。本体は約1.8kgで、8kgまでの猫に使えます(商品ページ)。8kgの猫を入れると合計約9.8kgになり、タオルなどを入れると10kgをこえることもあるので、乗る前に量っておきましょう。
○ よい点
- 上の扉から出し入れでき、キャリーを嫌がる猫も入れやすい
- 形がくずれず、猫が中で動いてもつぶれない
- 動物病院に行く時にも使える
△ 気になる点
- 本体が約1.8kgあり、ソフトタイプより重い
- 使わない時に折りたためない
おすすめ商品:リッチェル キャンピングキャリーファインR ダブルドア S
混んだ車内で足元に置いても形がくずれにくく、体が大きめの猫やキャリーの中で動き回る猫に向いています。帰省のあとも、ふだんの通院用にそのまま使えます。
\ 足元に置いても形がくずれない、丈夫なハードタイプ /
2位:【手ごろなハードタイプ】Amazonベーシック ペットキャリー ダブルドア S
1位と同じく、上と前に扉があるハードタイプのキャリーです。価格が手ごろなので、ハードタイプを初めて買う人も選びやすいでしょう。
上と前に扉
5kgまで
サイズは幅32×奥行48×高さ25cmで、3辺の合計は約106cmです。対応する体重は5kgまでなので、小柄な猫向けです(商品ページ)。
○ よい点
- ハードタイプの中でも価格が手ごろ
- 上と前の2か所から出し入れできる
△ 気になる点
- 5kgまでなので、体の大きな猫には使えない
- 1位より高さが低め
おすすめ商品:Amazonベーシック ペットキャリー ダブルドア S
体重5kgまでの小柄な猫に向いています。価格をおさえて、丈夫なハードタイプを選びたい人におすすめです。
\ 5kgまでの猫なら、ハードタイプを手ごろな価格で /
3位:【軽くて折りたためる】猫壱 ポータブルキャリー
猫用品メーカーの猫壱が作った、ソフトタイプのキャリーです。本体が約800gと軽く、使わない時は折りたためます。
本体約800g
折りたたみ式
サイズは46×25×25cmで、3辺の合計は96cmです(商品ページ)。猫が落ち着けるように、中が見えにくいネットが使われています。
○ よい点
- 軽いので、帰省の荷物が多い時も持ち運びやすい
- 折りたためて、帰りの荷物をコンパクトにできる
- 中が見えにくく、猫が落ち着きやすい
△ 気になる点
- 布製なので、ひっかく猫だと傷みやすい
- ハードタイプより形がくずれやすい
おすすめ商品:猫壱 ポータブルキャリー
おとなしい猫や小柄な猫に向いています。荷物をできるだけ軽くしたい人におすすめです。
\ 本体約800g、帰りは折りたたんで荷物を小さく /
4位:【両手が空くリュック】Pecute ペットキャリーリュック バブル
背負って運べる、リュックタイプのキャリーです。両手が空くので、乗り換えの時やスーツケースを引く時も楽になります。
透明窓付き
6kgまで
サイズは42×32×26cmで、3辺の合計は100cmです。本体は約1.4kgで、6kgまでの猫に使えます(商品ページ)。透明な丸い窓から猫の様子を見られ、カバーをかけて中を暗くすることもできます。
○ よい点
- 両手が空き、乗り換えや荷物が多い時に便利
- 窓から猫の様子を確かめられる
- カバーで中を暗くできる
△ 気になる点
- 5選の中では価格が高め
- 6kgまでなので、体の大きな猫には使えない
おすすめ商品:Pecute ペットキャリーリュック バブル
乗り換えが多い人や、荷物が多い帰省に向いています。6kgまでの猫におすすめです。
\ スーツケースを引きながら、乗り換えも両手が空く /
5位:【中を暗くできるリュック】Tresbro カーテン付きペットキャリーリュック
カーテンが付いた、リュックタイプのキャリーです。カーテンを閉めれば中を暗くできるので、外が見えると落ち着かない猫に向いています。
カーテン付き
8kgまで
3辺の合計は約100〜103cmで、本体は約1.54kgです(商品ページのサイズ表記が2通りあるため、幅を持たせています)。猫は8kgまで入れられます。中には、飛び出しを防ぐリードも付いています。
○ よい点
- カーテンで中を暗くでき、猫が落ち着きやすい
- 飛び出し防止のリード付き
- 使わない時は折りたためる
△ 気になる点
- 背負っている時は、猫の様子が自分からは見えにくい
- 背負うと猫の重さが肩にかかるので、重い猫だと長く歩くのは大変
おすすめ商品:Tresbro カーテン付きペットキャリーリュック
外の景色や人の動きで不安になりやすい猫に向いています。両手を空けつつ、中を暗くしたい人におすすめです。
\ 車内で鳴きそうな子に、カーテンで中を暗くできるリュック /
猫と新幹線のよくある質問
A:はい、自由席でも乗れます。ただし、混んでいると座れず、キャリーを持ったまま立って過ごすことになりかねません。年末年始などの混む時期は、指定席を取っておきましょう。
A:手回り品きっぷを買う時に、係員から持ち込む区間を聞かれるので、乗り換え先も含めて降りる駅を伝えましょう。途中で改札を出ると無効になるので、改札を出て乗り換える時は買い直します。JR以外の私鉄や地下鉄は、その会社のルールに従います。
A:車内では、脱走のおそれがあるのでキャリーを開けないようにしましょう。底に敷いたペットシーツが吸ってくれます。シーツは、駅を出て落ち着ける場所に着いてから替えましょう。
A:何時間までなら大丈夫という決まった目安はなく、猫の年齢や体調、性格によって違います。車内ではキャリーを開けられないので、水を飲ませたりトイレをさせたりできず、乗る時間が長いほど猫の負担は大きくなります。長い移動が初めての子や高齢の子は、乗る前に動物病院に相談しておきましょう。
A:国内線の多くの便では、ペットは貨物室に預けます。機内に一緒に乗れる便もありますが、条件は航空会社ごとに違います。新幹線なら移動中もすぐそばにいられるので、様子を見ながら移動したい人には新幹線が向いています。
A:移動のたびに体調をくずす子や、キャリーにどうしても慣れない子は、無理に連れて行かない選択もあります。ペットシッターや、預け先を早めに探しておきましょう。
💡 ペットシッターに頼む時に気をつけたいことは、こちらでまとめています。
まとめ
猫と新幹線に乗る時は、全身が入るキャリーに猫を入れ、乗る駅の改札口で手回り品きっぷ(1ケースにつき290円)を買いましょう。
- ● ルール:キャリーは3辺の合計120cm以内、キャリーと猫を合わせて10kg以内
- ● きっぷ:乗る駅の改札口で、係員にキャリーを見せて買う(自動券売機では買えない)
- ● 座席:指定席の通路側を取り、キャリーは足元に置く
- ● 鳴いた時:布をかけて暗くし、鳴きやまない時はデッキへ移る
1週間前からキャリーに慣らしておけば、当日の不安も少なくなります。準備をしっかりして、猫と一緒に安心して帰省や旅行を楽しみましょう。
\ 猫の体重に合わせて選ぶならこの3つ /
参考資料と出典
- ※本記事は情報の提供を目的としており、専門的な獣医療アドバイスではありません。愛猫の体調に不安がある場合は、自己判断せず必ず獣医師や専門機関にご相談ください。
- ※新幹線の手回り品のルールや料金は、2026年10月時点の情報です。ルールは変わることがあるため、乗車前に各JR会社の公式サイトでご確認ください。
- ※紹介している商品の価格や仕様は、2026年10月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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